第16話どうしようか。

さてどうしたものかと自分の部屋を見渡しながら考えていた。

那月に言ったのは言い訳であるのは自分でもわかる。だからああやって言われたらそこにいたくなくなる。


でも本心もある。学校でそつなく点数を取っていってからもう一年はたつ。それ以上の努力はもう一年はしていないことになる。あの頃はトップを目指すなんておもってはいなかったけど誰にも負けたくはなかったし負けるなんて思ってもいなかった。だから勉強もその他のことでも努力はした。


あー。期末までだいたいあと三ヶ月くらいだ。どうやって盛り返せばいいのか正直わからないでいた。でもあそこまで言ってしまった以上負けるつもりもない。それに神奈に謝罪を絶対させてやると言う気持ちもある。


「那月に教えてもらうのが手っ取り早いんだけどなー。」なんといっても現在のトップは那月だ。それに中学の時も学校が同じだったしよく一緒に勉強をしてお互いわからないところを教え合いながら高めていった。


「でもなー。あそこまで断ってしまって今更一緒に昔みたいにやらないかなんていえないよな。」と自分から言い出す勇気がなかった。とは言ってもそれ以外には普通に一人でやることぐらいしかおもいつかなかった。


何も思いつかないが今日はもう何も思いつかないと思いベットで横になり睡眠におちた。


あんなに俺は言い切ってもなおまだむだなプライドで踏み切れないのがほんとなさけなかったな。こんな俺だがほんとに周りに恵まれていたなとほんとにおもう。

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