第12話負け犬
次の日の昼休みに僕はあの時いきなり那月によばれたんだった。今までこんなことはなかったからびっくりはしたが前日に会ってはいたからそのことかとおもいここで逃げることはできないと思いあいにいったんだ。
「那月待たせたな。どうしたんだ急に?」
「来てくれてよかったわ友田くん。大事な話があったから直接言いたくて。」
「でなんなんだ。」と早く話を終わらしたくて早足になっていた。
「今度の期末テストで勝負をしてほしいの。中学の頃のように競い合いたいの。」
「なんだそんなことか。もう無理だよ。わかるだろ最近テストはお前がずっとトップだ。それでわからないおまえじゃないだろ?」
「ええ。でもあなたは努力をしてないわよね。あなたは高校になってから本気でなにもやってない。そんな相手に勝ってもうれしくもないわ。」
「まあおまえはそうだろうな。でも俺はもう勝つとか負けるとかに正直興味はないんだよ。だからこの話はなしだ。」
「あなたはそうやってこれからずっとにげるの?全てのことから逃げ続けるの?」
「おまえに関係ないだろ。」
「そうね。関係ないわ。でも確かに昔は二人して切磋琢磨していた。そうね。あなたは自分が本気になっても負けるかもしれない。だから手を抜いて負けてもしょうがないと言い訳するの?」
「そうじゃない。事実もうお前と俺の間には大きな差ができてるはずだ。そもそも負けるのがわかってることにうけないだろ。」
「そうね。あなたは負け犬だものね。高校の入学試験のように尻尾をまいてにげるのね!」
と言い那月はその場をさっていた。
なんだあいつあてつけか。そんなくだらないことを言うためによびつけたのか。なにが負け犬だ。
もういい。どうせこの話は終わりだ。
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