第9話神奈の作戦その1神奈と那月
ある日昔におにぃと競い合っていた那月さんに会いに放課後にクラスに会いにいった。
おにぃのことをまた昔みたいにならせるのはこの人しかいないとおもったからだ。
別に私も今のおにぃが嫌いなわけではない。でも何に対しても投げやりのような感じは嫌だとおもってるからだ。
「あのー那月さんはいらっしゃいますか?」
「いるよー。ちょっとまっててねー。呼んでくるから。」
「はい!ありがとうございます!」
と私はこたえクラスの人に呼んできてもらう。
「あなたは友田くんの妹よね?なにか用事?」
「はい。那月さんに聞きたいことがありきました。お兄ちゃんのことなんですけどなぜあんな感じになったか知りませんか?」
「いやわたしにもわからない。それは私も知りたいことよ。昨日もたまたまあったから聞いてみたけど避けられているようだった。」
「そうなんですね。あの不躾なことなんですけどなんとかお兄ちゃんが立ち直るのに手伝ってはもらえないですか?このままじゃなんとなくダメなような気がするんです。」
「別に構わないわよ。私も気がかりだったし。私に出来ることはなんでもするよ。」
「ありがとうございます!じゃあとりあえず連絡作業を教えてもらえないですか?今日の夜に電話で作戦会議とかしたいとおもうんで。」
「わかったわ。」
「じゃあまた連絡させていただきます!」と言い那月のそばを離れた。これは大収穫だ!一人だと心細かったし昔のお兄ちゃんを知ってる人じゃなかったら意味もなかったら受けてくれてよかった。
これから私はなんとか昔みたいになってくれるように頑張る!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます