第8話今の僕の根源

まさか帰り道に出会うとは思っていなかったがあってもおかしくはなかった。

だって中学が一緒なので地元がいっしょなのだ。


「こんばんは」とその子に挨拶された。


「こんばんは。久しぶりだね。なんか地元が一緒なのに意外と合わないものだね。」ととりとめのないことをいって早くこの場を去りたいとおもっていた。


「そうね。友田くんずっと聞きたかったのだけど最近テストの順位どうなの?」ときかれたので「真ん中ぐらいだよ。那月は今回もトップだったんだよね。おめでとう。」

なんだか頭の中ぐちゃぐちゃになりながらはなしていた。


「はい。最近友田くんどうしてしまったんですか。高校になってなんでそんなになってしまったんですか?」と那月はいってきた。


「僕なんてこんなもんだよ。あ!そういえば用事があるんだった。ごめんよ。早く帰らなきゃ。またね。」


「はい。呼び止めてしまいすいません。」

と会話を無理やり終わらせて逃げるようにその場をさった。


なんであんなとこであうんだ。しかも神奈とテストのことで揉めてすぐになんてタイミングがわるすぎる。

もうご飯やお風呂に入るのもめんどくさくそのままベットに眠ることにした。


この時は自分がまいたたねだったとしても誰かのせいにしなければ心がたもてなかった。

だからこの時のぼくはそれを那月のせいにしていた。なんでお前にそんなことを言われなきゃならない。誰のせいでこんなことになったんだ。と言う感じで頭の中がぐちゃぐちゃでもうほんとにだめだった。


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