第7話心の地雷

高校2年の最初の中間テストが終わった日の生徒会でよく高校時代とかによくあるお前の点数どうだったとかのはなしをしていた。

僕はテストの点数とかどうでもいいなとおもっていた。でもやっぱり話には入らないとなんだか寂しかったので何点取ったとか学年では何位だったとかをいいあっていた。


「俺は今回も順位は真ん中くらいだったよ。」

と言った時神奈がえ?ていう顔をしてきた。

「お兄ちゃんその紙みしてよ。」と言ってきたのでみせてあげた顔はすごく怪訝な顔をしていた。

生徒会メンバーは「和樹はなんでこんなに普通なのに神奈ちゃんはやっぱりすごいなー。今回もトップだったんでしょ!」といっていた。


神奈が「いやなんとかでしたよ。」と謙遜はしていたがなんだか神奈は不機嫌になっていたようにおもえた。


生徒会の仕事が終わると帰ろうとした時に神奈が一緒に帰ろうと言ってきたので一緒に帰ることにした。


その時に神奈が聞いてきた。

「なんでこんなに点数わるいの?体調悪かったの?」といってきたが


「いやいつもこんなもんだよ。」と答えたら神奈が「は?なんで?前はもっとできてたじゃん!高校でなんでこんなにわるくなったの?」


「俺も高校だとこんなもんだよ。お前が思ってるほどすごくはないんだよ。」


「違う!おにぃはこんなんじゃない!がんばってないだけじゃない!」と言われた時になんだかお前になにがわかるんだよとおもってしまったんだろうな。

「お前には関係ないだろ。」とこん時にいってはいけないだろうことを言ってしまった。


「なんでそんなこといいの!」と神奈は走って帰っていった。


この時のぼくは頑張ってないとかそう言う言葉は地雷だったんだなとおもう。

確かにこの時の俺は中学の時よりは間違いなく頑張ってはいなかった。完全に何をするにも抜け殻のようだったんだろう。


別に普通に学校にいって普通の点数を取っているのが悪いわけじゃないんだろう。

やることなすことに対して意味を残さない暮らしがだめだったんだとおもう。

それにその頃のじぶんでもそれがいいとは思ってはいなかった。どうしたらいいのかだんだんわからなくなっていったんだとおもう。


そんな時にまた地雷の人に声をかけられた。

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