第6話和樹side
あの時の僕はどうしたらいいのかわからなかったんだ。高校を受験した頃確かに僕は中学ではトップだった。何をしてもできた。
完全に天狗になっていたんだとおもう。だから何か些細なことがあるとその自信はすぐ崩れるくらいだったんだとおもう。
僕の自信が崩れたきっかけはほんとに些細だった。それは高校受験でトップ合格だと思い込んでいた。それがちがうかった。ただそれだけではさすがに崩れることはなかったんだとおもう。それのきっかけになったのがよく競い合っていた人がいた。競い合ってはいたがそれまではそこには確実に大きな差があった。ここまでいったらわかるだろうが僕はそいつに負けた。それが要因だとおもう。他の人からすればその程度と思うだろうが当時の僕からすればありえないくらいの出来事すぎて今までやってきた努力もやる気が失せてしまった。一度トップから転落してしまってからはもうやる気が出なくてテストを受けても平均取れればいいくらいにしかとかないし運動も本気で取り組んでいたのを流しくらいにしかやらなくなった。
それから特にその当時は高校に入学してきた妹が頑張っている姿になんだか劣等感みたいな感情が出ていて本当は妹が避けてるんじゃなくて自分から距離をとったことにもその時の僕はわからないでいた。
そんな僕を変えてくれたのが高校2年になってからその時何人かの人のおかげで僕の人生は変わったんだとおもう。
まあ言うことはないがまだまだ僕の語りが続くのできいてほしい。
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