第4話なんでおまえが

いつかの生徒会で事務作業をしていた時生徒会長がいきなり助っ人に一年生を連れてくるといいだした。


まあ一年生が生徒会に関心を持つことはいいことだしさすが会長だとおもった。

今年の生徒会長は結構交友関係が広く支持も少し前に入学してきた一年生にすらもうしたわれているくらいだしな。


そんな会長が連れてきたのはまさかの神奈だった。神奈は「いつも兄がお世話になっております」といいながら「これからよろしくお願いします。」と挨拶をつなげた。


お前は俺の母ちゃんかとおもいながらまさかこんなところにまでくるなんて思いもしなかった。生徒会のメンバーは口々に

「いいな!こんな妹がいて!」

「羨ましいぞ」

「私の妹にしたいー!」

だとか上っ面なことばっかいってるがこの妹の本性を知ればそんなことはいえないはずだ。

てか私の妹にしたいはもう連れてってくれてもかまわないんだがな。


「会長私は何をしたらいいですか?」


「まあ最初は見て学んでいったらいいよ。メンバーははなんでも聞いたら教えてくれるしそれにお兄さんがいるからなんでも教えてもらいなさい。」と会長は僕に神奈を押し付けるきだ。まあそうなるのは神奈が生徒会の手伝いをするってきいたすぐに予想はついていたんだけどな。


「神奈わからんことがあったらなんでも聞いたらいいよ。」


「お兄ちゃんはいつもなにしてるの?」と聞いてくるから書類整理だとか雑務をしてるっていうと


「じゃあ私もそれをとりあえず手伝う」というので一緒に教えながらやっていた。


家に帰ってからどうして生徒会の手伝いをと聞いたら「たまたまだよ。会長さんに誘われてっていうのもあるし興味もあったし。」


「お前は俺が兄ってことを学校では広めたくないんだろ。じゃあ俺いる生徒会にくるなよ。」


「そんなことおもったことないし!なんでそんなこと言うの?私が嫌いなの?」

と泣きそうな顔できかれた。

いや今までがそうだっただろう。それなのになんで急に心変わりした?いやそうじゃないのか。俺が勝手にそう思い込んでいただかなのか。


「嫌いなわけあるかよ。唯一の妹だぞ。」


「そう。それならいい。」と笑顔を取り戻し自分の部屋にもどっていく。


この時の神奈の心境の変化が俺にはなにがなんだかわからなかった。


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