畳はよくわからない。興味がないから。

 畳。

 和室の床に敷きつめる厚い敷物。わらを糸で刺しかためた床と、その上にいぐさで編んだ畳表たたみおもてを付けたもの(明鏡国語辞典)。


 畳にいぐさが用いられているのは知っていたが、中身がわらなのは知らなかった。


 遠藤周作が留学時に、フランス人から、日本人はわらを敷いて寝ているのかと尋ねられて恥ずかしかったとエッセイに書いていたが、まあ、確かに畳はわらを使っているので反論しにくいと言えばしにくかったか。

 フランス人は、アルプスの少女ハイジ状態で遠藤周作が寝ていたと思ったのだろうか。

 畳の写真なりイラストなりを見せれば、一発で妙な誤解は解けただろう。


 なお、現在はわらの代わりに発砲ポリスチレンフォームなどのがくたたみどこを用いる場合もあるそうだ。

 また、沖縄の琉球表はいぐさの代わりに、シチトウ(七島)なるものが使われているらしい。

 さらに、畳の敷き方には祝儀敷きとしゅうきがあり、葬儀などで用いられる不祝儀敷きは、畳同士の合わせの一部または全部に十字が入る敷き方とのこと。キリスト教の影響かしらん?

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