第8話 正味6日・143時間の禁酒達成!

 さて、この土日の5月22・23両日は、岡山県北の津山市に出張しておりました。土曜日は朝とある場所にて仕事して、その後津山市内に移動、また別の仕事。

 そしてその後、ひと段落してホテルに戻って20時を少し回ったところで、ようやく、久々のあわあわわ(酒類のことね)を補給と相成りました。

 ~ちなみにこの「あわあわわ」というのは、以前キラキラプリキュアアラモードで出ていた、スイーツに込められたパワー「キラキラル」をもじって私が作ったものです(苦笑)。


 さてさて、この度の禁酒がどれだけ継続したかと申しますと、日曜夜から土曜夜までの6日間、正味で143時間でした。前回と今回の飲み始めがほぼ同じ時間でしたから、正味144時間ぶりの「飲み始め」でしたってことです。

 しかし、この期間、難なく酒も飲まずに過ごせたのは、世にも素晴らしい成果です。私自身、これだけ飲まずに過ごせられるのは、20歳前後の大学生以来です。


 さてさて、さて!

 それはよいのですが、とりあえずあんた、何を飲んだのか?

 という質問が来そうなので、何を飲んだかを、申し上げましょう。

 こういうときは、何といっても、ヱビスビール!

 というわけで、禁酒明けの最初は、ヱビスビールのロング缶1本。

 まずはこれを空けて、缶のまま飲みました。

 うまい!

 実に、うまい!

 それだけじゃ、ないで。

 ヱビスビールの味、こうだったのかと、実感できましあぁ~~!

 それまさに、ね、学生時代に飲んでいた味と、まったく一緒やった!


 というのも、当時私はいわゆる「勤労学生」でして、昼間印刷会社で正社員で勤めていて、夜に大学に行っていました。ちなみに土曜日は、週休2日になる前から、休講になっていました。水曜日は、さすがにありましたけどね。なぜこんなことを書くかというと、当時岡山大学は、水曜と土曜を昼から原則講義なしとしていて(医学部および歯学部のある鹿田キャンパスは別)、この水曜と土曜日は、昼からが大学の各サークルの例会に使われていた時間帯だったというのがあるからです。もっともこれは、1989年度、つまり平成最初の年から、土曜日は終日原則休講となりました。というわけで、小学生のころから行っていた鉄道研究会の例会は、この年より毎週水曜日と土曜日だったのを、水曜日だけにしたという経緯もあります。

 そんな時代でした、ってことで、ここはご理解いただきたい。


 ところでそんな時期の私と言えば、勤めている印刷会社は土曜日も終日業務をやっておりました。ですから、帰ってくるのは夕方。それから何をするかというと、そうそう当時は飲みに行くだけの金やらなにやらあるわけでもなく、もう一つ言えば、そういう店もそうそう知っているわけでもない。まあ、コンパでもあれば別だが、そうでもないのに一人で出向けるほどでもない。そこで、近くの酒屋に行ってビールを買ってきて飲むわけです。とりあえず、キリンのラガーをはじめとして、いろいろなビールを試してみました。

 そんな折、ふと思い出したのが、小学生の頃に見た子ども向けの図鑑にあった米騒動の絵。暴徒が米屋を襲撃している光景の中に、酒屋が描かれていて、そこの看板にはなんと、忘れもしません、「ヱビスビール」とありました。その言葉をなぜかずっと覚えていて、あ、そうだ、ヱビスビール、これ、これを行ってみよう、ということになったわけです。

 そういうわけで、土曜日の夜、酒屋でヱビスビールといわゆるほか弁を買ってきて、それを晩飯に、というわけですけど、そのときはなぜか、かつ丼が多かったような気がします。普段は、下宿先の近所にあった「ガラムマサラ」というカレー屋に行くのが多かったのですが、こういう時は、ほか弁とヱビスビール。

 さて、それだけ揃ったら、あとは、独身時代の松田聖子の武道館コンサートビデオを観ながら、ヱビスビールを飲みつつ、ほか弁をつまむ、というわけね。


 さて、30年後のいい歳の、横浜銀蝿世代なのにプリキュアおじさんの土曜の夜。

 この日は、ヱビスビールをはじめに、酸化防止剤無添加ワインの白、そしてトリスのウイスキーの小瓶を半分ほど、ロックで飲みました。

 実はその前の週も、少し前あたりから大酒を飲んでいまして、あの時はビール中瓶4本も飲んでおりましたけど、今回も、敗けず劣らず。店で飲めないのが残念、という程度の違い。ただ、どうしてもこれだけ飲めば、22時近くまで飲んでいることになるものでしてねぇ。どうも、夜遅くまで飲むのはしんどいな、ということに。

 つい10年か20年前なら、何ともなかったのに、ね・・・。


 そういうわけで、先週16日の日曜の朝は起きるのがかなりしんどかったのですが、この度23日は、そこまでしんどくは、なかったです。ただ、やっぱり夜遅くまで飲むのはどうもな、というのは、痛感させられました。

 22時なんて宵の口じゃねえかなどという向きもあるかもしれんが、若いうちはそれで行けるし、まして夕方以降が中心の仕事をしていたからよかったけど、歳を重ねると、そんな寝言、言ってられるか! 


 というわけで、今後どうしていくべきかを、この禁酒明けの一杯を通じて、改めてしっかりと考えさせられましたね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る