憎しみと友情
「なあ、殺したいくらい憎い人っている?」
「……何で?」
「別に。気になっただけ」
寝転がる君は警戒心なんてまるでなく隙だらけ。
お前だよと言ってやりたかった。殺したいくらい憎い。そのためにこうして友人を演じてきたから。
それでも僕は、まだ君を殺せない。
#言葉の添え木 「それでも僕は」
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