僕が守ってあげるから
ある日、君が泣いていた。
「大丈夫だよ」
震えるその小さな背中をそっと抱き締める。
「大丈夫。君を傷つける奴は僕が許さないから」
だから安心して?
「うん……ありがとう」
貴方がいてくれてよかった。
そう安心したように抱き付いてくる彼女に、僕は密かにほくそ笑んだ。
#言葉の添え木 「依存」
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