愛しい君の声
塔に閉じ込められて、彼に会えなくなって一年。変わらない日々。もう限界だった。
彼に会いたい。助けて。
ぎゅっと目を瞑った時窓の方から音がして。星を背に従えた君がそこにいた。
「遅くなってごめん」
堪えられなかったものが頬を伝う。ずっとずっと待ってた声。
「お迎えに上がりました、姫」
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