幸せは唐突に終わりを告げる
君は憶えてるかな。
初めて会った時、僕は緊張しててすごく格好悪かったと思う。それでも君は話しかけて笑ってくれた。それが嬉しかったんだよ。だからさ。
「行かないでよ……」
ベッドの上。冷たくなった君の手を握り続ける。雫が溢れた。
ねえ、僕はまだ君といたいよ。思い出になんかしたくないんだ。
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