異世界転生なんて上手くいかない
創作人
序章
第一話 死は突然に
俺の名前は「斎藤 和也」。
イケメンではなく、平凡な見た目の男。普通より少し瘦せている位しか特徴がない。
…そして俺の職業は自宅警備隊。いわゆる無職である。
俺は今日も掃除をされていなく、太陽の光すらも入らない部屋で
ゲームでもしながら過ごすつもりだったのだが、購入したいゲームの発売日が
やってきた為、パッケージ版の特典欲しさに家を出ていた。
眩しく光る太陽。今日は外出から数分で汗をかいてしまうほどの暑さだ。
だが俺はパッケージ版を購入するため歩みを止めない。
というかジャージ姿で出掛けたのが間違いだったか。めっちゃ暑い。
ついつい脱ぐのを忘れていた。
そして十分程度歩いた頃―
「おっ。見えてきた。」
この時、俺は店を見付け気が緩んでいた。
この時―もっと注意していれば。
あんな事にはならなかっただろうに。
―気付いた頃には遅かった。
トラックがすぐ隣まで接近していたのだ。
激痛。
俺は轢かれてしまった。
「おい!大丈夫か!?」
トラックの運転手と思われる男が叫んでいる。
大丈夫な訳がないだろう。
「救急車を!早く!」
男は通行人に救急車を呼べと言っている。
いやお前が呼べよ。
そんな事を考えている内に意識が遠くなる。やべ、俺…死ぬのか…
―第六宇宙生命体番号1123468467492死亡。
そんな声が聞こえた気がした。
異世界転生なんて上手くいかない 創作人 @sousakudaisukihimazinn
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