⑦『私はよく人から「いつも頑張ってるね」と言われる』


『私はよく人から「いつも頑張ってるね」と言われる』


 ―――


 題名の通り確かに人にも言われるように私自身いつも「頑張っている」と思う。


 なぜなら、私自身が人よりも「いつも常に頑張っていよう」と心掛けているからだ。


 そして、それは別に意識が高いからじゃない。


 むしろそれとは逆とさえ言える理由からだ。


 私は人並み以上に自分の能力が「劣っている」と認識している。


 正直コンプレックスでコンプレックスで仕方がない。


 なんでこんなことがいつも出来ないんだと自分を罵っていることさえあるし、惨めで情けなくなることばかりだ。


 ……なので、せめて『頑張る』のだ。


 つまり私にはそれくらいしか『能がない』。


 それしか能がないから、人からいつも「頑張ってるね」と言われるまで最低限努力し、継続し、熟考する。


 私にとって『頑張る』ということは、至極当たり前のことで、劣っている自分に課している『ルール』であり、『セオリー』であり、自分に協力してくださり、また一緒にいてくださる周囲の方々への、せめてもの『礼儀や敬意』だと思っている。



 なので見返りも一切いらないとも思っている。


 なぜなら『頑張る』のは、私が勝手にやりたくていつも勝手にやっているだけのことだからだ。


 終わり


 ―――

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