序章 星が降り、そして彼女は心を失う
第1話 星が降る
満天の星空…
…というほどではないが、昔とは違い、今時代において、街中にもかかわらず、肉眼でも薄らと天の河が確認できる。先ほどまでの雨が止み、雲が流れ、空が洗われ澄んでいる。
西暦2051年
大きな課題はあるものの、地球の環境問題が解決しつつあるこの世界の空は、少しずつ昔の状態を取り戻して来ている。
そんな夜空の下、1人の少女が街を一望できる展望場所で、天体観測望遠鏡の隣に佇み時計を見ている。
まもなく夜19時
彼女のいる場所は、街中に在りながら、小高い山のような場所の頂にあり、街のシンボル的な存在の神社。その境内に街を一望できる見晴らし台がある。そここら見下ろす街の灯りは、国の法令で夜19時になると街灯を含め、半分まで落とされる。派手なネオン看板も消灯され、一気に闇が増す。
彼女は懐中電灯を点けた。
キリッとした顔立ち、黒縁眼鏡の奥に宿る憂いのある瞳、どこか儚さがある彼女の名は、
その神社は、彼女の自宅からほど近い場所にあり、ホタルはそこで1人、持ち込んだ望遠鏡で天体観測を始める所だった。
「いつも熱心ですね、今日はお一人ですか?」
そう声を掛けられ、ホタルはドキッとして振り返った。
ほんのり照らすLED提灯を手にした、ショートヘアの女性がそこに居た。
「脅かしてしまってごめんなさい」
「……いいえ」
ホタルの前に現れた彼女はここ、
「さっきまで雨が降っていたので、今日は誰も来ません」
とホタルは返した。
今夜は彼女の所属する天文部の定期観測日であり、新月。本来ならば絶好の観測日だが、他の天文部員は誰も来ていない。元々雨予報があり、天文部部長からは「今日の観測は取り止める」と事前連絡を受けていた。しかしホタルはどうしても今日、ここに来たかった。「雨は必ず止む」と、根拠のない確信もあった。
なぜかはわからない、でも行かなければならない、と、心の中に囁きがあった。
短時間局地予報では、また数時間後に再び雨が降り出す。
それまでの奇跡の時間。
「ふふ、独り占めですね」
宮司の彼女がニコリと笑う
「そう……ですね」
ホタルもぎこちなく口元を緩めそう返す。
ホタルは、人とコミニュケーションを取るのがやや苦手、気軽に話しが出来るのは幼馴染の天文部部長と、もう1人だけ。
宮司との会話が続かない…
「私にお気になさらず、続けて下さい」
ホタルが困っている様子を察したのか、宮司はニコリと微笑むとそう返した。
『♪〜』
するとどこからか、携帯の着信音が鳴りだした、聴き慣れた有名な曲、ホタルのではない、宮司の彼女のだった。
「失礼しますね」
彼女は袂から携帯電話を取り出し、画面を見てから受話応答し耳に当てる
「ノナです、ご無沙汰しております」
「…ノナって名前なのね、何度も顔合わせてるのに初めて知ったわ、可愛い名前…」
そんな彼女の背をジッと見つめるホタル
「…少々お待ちください」
ノナはそう言ってホタルへ振り返り、ニコリと微笑み会釈すると、再び通話しながら社務所の方へと戻って行った。
「…でも、着信音が『帝国軍のテーマ』なんて、妙なギャップ」
ホタルはククっと短く笑い、空を見上げた。
神社の頂きより見える建物が並ぶ水平線のやや高い位置に、時折非常に明るい光りがチカチカと瞬く、大気の揺らぎによる星の瞬きにしては、光った後に消えた、航空機にしても光り方が妙だ、ホタルは訝しむ。だが、それはほんの少しの間だけだった。ホタルはその後は特に気にもせず、タブレットの形をした電子星図盤を起動すると、ニュートン式反射望遠鏡の赤道儀に接続して動作をチェックする。
今日は土星衝、土星が大きく観測しやすい日だ、土星の輪も最大径で観測することができる、ホタルはどうしてもそれを観測し、撮影したかった。
人類が、過去数多の無人観測機を飛ばしても、火星以遠の惑星に何故か到達する事が出来ていない、宇宙の神秘、宇宙のミステリー、人類はこうやって望遠鏡による観測でしか太陽系の惑星を眺める事しか出来ないでいる。
しかし、それもまた想像を膨らませるロマンにもなっていた。
「画像を送って、アユムに自慢してやる」
そうほくそ笑むホタル。
……その準備をしている時だった、突然周囲が明るくなった事に気づきホタルは顔を上げ、驚いた。
空にいく筋もの光が現れていた。
「流星群??」
ホタルは慌てて手にしていたカメラを三脚にセットしようとして、ふと冷静になってもう一度空を見上げた。
「おかしいわ、この時期に流星群なんてあり得ない」
そう思考しているうちに、火球はどんどん増え、夥しい数になる、それも低く長い、尋常じゃない。
「何よこれ……」
……
社務所の事務室では、ノナが電話の相手と話しているところだった。
「え?、それはいつ頃の事ですか?、…はい、わかりました。避難準備しておきます」
ノナは電話を切り、しばらく考え込むが、ハッとして顔を上げた
「そうだ、外のあの
その時だった、突然建物を震わす衝撃が走った、ノナは窓から外を見てその光景に驚愕し、窓を開けて空を見上げた。
「これは、まさか!… 」
彼女は慌てて玄関へと向かった。
燃え尽きない火球は轟音を響かせ、次々と地上に落下し始めていた。
ホタルは青ざめ、足がすくんで動けなかった。
空気を裂く轟音と衝撃、周辺家屋の屋根や駐車場の車が吹き飛び、車の盗難防止用警告のクラクション音が周囲でけたたましく鳴っている。
ドーンっ!!
その一つが比較的近くに落ち、我に帰るホタル。
「…に、逃げないと!」
しかしホタルは思う、過去の動画とか見ても隕石はこんな感じで落ちてこない。考えられるのは人工衛星の落下だ。
だけど、地上まで被害が及ぶ様な質量だと相当大きい、衛星が軌道を外れとか、そんなニュースソースは最近無かったはず。
とにかく、ホタルは避難しようと慌てて望遠鏡を片付け始めた。
「あっ」
その時、接眼レンズの一つが手元から転がり落ちた、それを拾おうとしたホタル、一段と周囲が明るくなったのを感じ顔を上げた、その目の前に巨大な火球が迫っていた、呆然とするホタル。
ああ、これは逃げられない。彼女はそう悟った。
それは、ノナが社務所から飛び出したのと同じタイミングだった…
閃光が走る。
「きゃあっ・・・」
ノナの悲鳴がかき消された。
物凄い衝撃がノナを襲った。社務所の外壁は紙屑のように粉砕され、割れた窓ガラスが凶器となって飛び散った、ノナは爆風に吹き飛ばされ瓦礫の下敷きになって気を失う。
そして…
ホタルは逃げる間もなかった。
落ちて来た大きな火球に飲み込まれ、……彼女はこの世から消滅した
………
……
その日、宇宙の彼方から地球へと飛来したある物体が、地球の大気圏に突入した。その物体は、大気摩擦に耐えられずバラバラになり、大半は燃え尽きたが、破片の多くは、『独立サガミノ国』に火球となって降り注ぎ、建造物などへ大きな被害をもたらした。
その中で一番大きな火球がアマミシトド神社へと落下したのだった。
……
「
ノナは誰かに名を呼ばれ目を覚ました。
薄ら目を開けると、誰かが覗き込んでいた
「…
ボブヘアで右目に薄らと跨ぐ傷のある女性が安堵の表情で見ていた
「よかった、お体は?、どこか痛い所はありませんか?」
ノナは体を動かしてみる。
「少し痛みますが大丈夫です…」
だが耳鳴りはしていた。頭もクラクラする、それでもノナが体を起こすと、カガリヤと呼ばれた女性がそれを支えた。
「私は…」
呆然とするノナ
カガリヤが説明する。
「隕石群の落下で、この神社を中心に周囲が被害を受けました。今、警察と消防が周辺住民の救援にあたっています。我々はイズモ様の命でマナ様の安否確認と救難を優先にきました。ご無事で何よりです」
「隕石群?」
ノナは思い出す、空を覆う幾筋もの火球の姿を…
「…!、私以外にここに女子学生がいました!、彼女は!、彼女は無事ですか!?」
ノナはそう言って、彼女がいたであろう場所を振り向く、そして言葉を失った…
「他にも人がいたのですか?」
と、カガリヤはノナ聞き返した、…だが、カガリヤの声はノナに届いていなかった。
女子学生がいたはずの見晴らし台は、跡形もなくなり、法面が崩壊している。社務所も土台を残し、ほぼ全壊していた。ノナはヨロヨロと立ち上がると、見晴らし台へと歩いていく、カガリヤは走り寄り彼女を制した。
「いけません、ここは微量ですが放射能反応が出ています、直ぐにここを離れないと!、その方は私の部下に捜索させますから!」
その時ノナの脚にカツンと何かが当たった。
彼女が視線を落とすと、それは眼鏡だった。フレームはレンズごとほとんど溶け原型を止めていない、熱と衝撃の凄まじさを物語っている、ノナがそれを拾い両手で持つ
「女子学生の…ですか?」
後ろからカガリヤが聞く、その言葉にノナは地面に膝をつき肩を震わせ嗚咽した。
この隕石落下事件、被害の範囲、規模にかかわらず、人的被害が少ないのが幸いだった。重傷者は僅かにいるものの、皆命に別状はなく、
当然、真実を知らない専門家は首を傾げるばかりだった。
今回の件で国連やその関係国は、表向きには災害支援という形で、隕石についての合同調査を要請してきたが、『サガミノ
【サガミノ国】さがみのこく
第二次世界大戦で、早期降伏したニッポン国は、米国によりヨコハマを中心とした旧カナガワエリアが接収され、戦後長らく占領統治されていた。
その後、カナガワエリアは米国の環太平洋における極東アジア地域の軍事拠点となり、米国の属州となっていた。
1969年
それを良しとしない当時米国基地に駐屯していたニッポン国自衛隊の一部士官クラスがカナガワ解放と言う名目の基地襲撃のクーデターを画策……
だがそれは、実行される前にニッポン国公安に露見し失敗に終わる。
しかし、それがきっかけで、ニッポン国と米国に対するカナガワ民の溜まっていた不満が一気に爆発する事になる。そこに立ち上がったのが、当時のヨコハマ総督、米国籍のマリア・サクラダ
彼女は強力な後ろ盾を得て、米国に対し造反、短期間で米軍基地全てを無血接収し掌握した。すぐさま米国本土から各基地に対し軍事行動が指示され、ニッポン国に対しても、安保条約に則った支援要請が出されたが、何故かニッポン国はそれを無視、更にはカナガワ米軍基地は陸海空いずれも米国からの命令に対し、一切の行動を起こさなかった。
それどころか、カナガワ米軍人達の一部上層部はそのままサガミノ国へと亡命してしまい、米国本土も耳を疑うような事態となる。
1971年
米国カナガワ属州は、『サガミノ国』として独立を宣言する。
ニッポン国に帰属するのではなく、世界に向けて一国として独立を宣言したのだ。
米国が元々築いていた属州国境線、北はタマガワライン、西はイズ・ハコネ・ホクソウラインがそのまま国境となった
静観していたニッポン国は、サガミノ国の宣言後、真っ先に独立を承認し、お互い国交を結んだ。
この事件により、ニッポン国は世界中から非難を浴び、国連決議による長く厳しい経済制裁を受けることになる。
当然、米国主導による制裁なのは言うまでもない、隣国中国、大朝鮮、ソ連も米国に並び、海上物流を封鎖、ニッポンは事実上孤立してしまう。
しかし、新興サガミノ国との同盟は別の恩恵をもたらした。それが技術革新による資源の獲得だった。
1983年
時を経て、サガミノ国が海洋資源利用技術と宇宙空間軌道へ簡易に到達する技術の開発に成功する。
海洋資源は、言うまでもなく海水や海底に眠る鉱物資源などの採取・活用、そして石油に代わるバイオ燃料技術。
そして宇宙開発は各国がローンチ式ロケットで凌ぎを削っている中、サガミノ国は、旧オハラ造船が開発した水素を用いたラムジェット推進器でのスペースプレーンを計画。
元々、海上を低空高速飛行する輸送船用エンジンとして開発したものを宇宙往還機用に改良、転用する事で、単座スペースプレーンでの有人による低軌道往還に成功した。
そこから発展した3人乗スペースプレーン、『リュウセイ号』では、衛星軌道に乗せる事に成功し、世界を驚かせた。自力で宇宙に出る技術を獲得したサガミノ国は、次に独自の研究用宇宙ステーションを作り、簡易的な軌道エレベーターを建設しようとした。
しかし、ここで問題が発生する。
建設費用と設置場所である、ニッポン国とサガミノの国は長い期間の制裁によって経済が困窮していた、これ以上の国費は捻出できない。また、たとえ造り上げたとしても維持に莫大な費用がかかる、更に場所、赤道付近が望ましいが、海上封鎖された状態では、外洋には出られない
北半球で緯度の高い位置に造ろうとすると、難易度も上がる。建設は断念せざるを得なかった。
しかし、そこに一筋の光明が届く、出資と共同開発を申し入れて来た国があった。
それは印度である、宇宙大国を目指すインドは、ニッポンとサガミノのやろうととしている事に目を付けた、場所と資金を拠出すると伝えて来たのだ。
後々はインドに譲渡する契約で、試験的エレベーターをセイロン島(スリランカ国)で建設する工事が始まった。
それから38年を費やし遂に試験軌道エレベーターが完成する、更に軌道上に建設したステーションで月と地球を行き来する輸送船をオハラスターシップインダストリー(旧オハラ造船)が建造
最初の船は『フガク』と命名された。月の資源を試掘、水素と融合炉用ヘリウム3の資源を発見、採掘施設を建造し、資源を獲得、その際、月面裏であるものを発見したのだが…それはまた別の話になる。
月面基地と輸送船ステーションを繋ぐ月面エレベーターを建設、輸送船2号機アカネ、3号機アオイと増やし、地球側の軌道エレベーターを増強、後にスリランカタワーを支持ウェイトにしたオオシマエレベータータワーの建造が始まるが、2051年現在、完成するにはまだまだ先の話しだ。
2045年
ニッポン国とサガミノ国は、宇宙平和連盟を設立、そこに賛同し加盟を希望する国が次々と現れた。
焦ったのは国際連合だった、国連は世界を2分し混乱を招きかねないと、連盟を認めないとする決議を発表する。
それに対し、連盟は確固たる声明を出す
『我々は大いなる決断をしたあの日から、連盟国同士、長く苦しい生活を国民に強いることになった。
しかしながら、そんな事は人類の長い歴史からすれば取るに足らない些細な出来事である。
誰を恨むでもなく、誰かを呪う必要もない、我々人類には、全ての苦難を乗り越え、供に進むべき未来がある、その灯火が愛しき子らに繋がる事を望むものである。
我々は、宇宙へと至る足掛かりを獲得した、このインフラとテクノロジーを、広く世界へと発信する。
我々連盟の綱領は、国際連合と連携し宇宙平和利用を整備するものである』
元々資源の乏しいニッポン国は、工業技術をサガミノ国へと移譲し、緩やかに農業国へと転換していく。
一方で、サガミノ国は次々と新たな技術革新を興し、資源の確保と宇宙開発に邁進することになった。
2051年
此度の隕石落下事件の真実は、秘密裏に行われた国連と連盟の合同決議によって隠蔽されることになった。
まだ人類が知るべきではなく、公表は時期尚早と判断された。
表向きは、サガミノ国が国連の合同調査を拒絶した事にはなっているが、事実は前述の通りである。
メディアやネットでは、この隕石落下事件がしばらく話題となり、サガミノに対する衛星軌道兵器による攻撃だの、米国による再占領のためのステップだの、各国の陰謀論や、宇宙人侵略説など、色々な憶測が飛び交ったが、何の証拠もなくすぐさま下火になった…
隕石落下から…15日後
アマミシトド神社に程近い、12階建のタワーマンション。
隕石落下の影響で、上部階が破損していた。
…そのマンションの一室、玄関の上がり框に、1人の裸の少女が立っていた。
まるで幽霊の様に床を見つめるその目にはまるで生気がない。
その少女は……
業火に焼かれ消滅したはずの
『クロエホタル』
生体構築完了
情報修復率8%
情報修復困難…中断、終了
覚醒
ホタルの目に光が戻り、彼女は首を上げ部屋の奥を見つめた、部屋の奥はカーテンが閉められ薄暗い、この部屋はホタルのために父親が購入し、彼女1人で住んでいる、当然誰もいない。
彼女はしっかりとした足取りで部屋に入って行く、カーテンをめくると、窓ガラスは割れ落ちていないものの、ヒビが入っていた。それを気にすることなくバルコニードアを開けて外へと至る。
ここは9階、見つめる先にはあの日、ホタルが天体観測していた神社の丘が見える。
頂上付近は抉れているが、どうやら神社本宮は健在の様だ、大きな鳥居と社の屋根が見て取れる。
山の周りの住宅群の屋根は、所々ブルーシートが掛かっている。まだ復旧には時間がかかる様だ。
ホタルは部屋に戻るとデスクの前に立ち、そのデスク上を眺めた、ラップトップPCとペン立て、幾つかのメモ、そして壁の写真群、綺麗に整理されている。
ホタルが手に握っていたのは携帯電話だったモノ。画面は割れ本体は半分溶けた様にひしゃげている、それをデスクの上に置き、椅子を引き出して座り、デスクに向くと机の上のラップトップPCを開く、スリープモードだったPCが自動的に起動した。
ホタルはしばらく画面を眺めるとおもむろにPCのキーボード側面に爪を立てバリバリと引き剥がす、その勢いでヒンジが砕け画面が倒れた、回路基板を剥き出しにされたPCの上に手を置く、折れてハーネスだけで繋がったままのディスプレイ画面に文字の羅列が流れて行く、暫くする文字が減り、スクロールが止まりPCは沈黙した。
ホタルはイスから立ち上がると辺りを見回す、そして天井にある無線LANのアクセスポイントをじっと見つめる、まるで何かを確認するかの様に…
そしてクローゼットを開け学校の制服を着る、時計は朝6時35分を指している。
ホタルは部屋を出た。
つづく
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