二十六話 三人の影

いつも通りの朝を迎える。






池宮と会い、学校へ向かう。



「あっ池宮ー」


「あん」


「築の彼女、知ってる?」


「知ってるもなにも、女優だろ?ファンだし。正直うらやましいよ!!」


「だよな!!」


「おう!」


「次会った時、にひひひひ」


「おい、こえーぞ龍宝」


「すまんすまん。取り乱してしまったぜ」


「ちょっと引いたわ」


くっ、






教室の中では


そわそわしている人物がいた。


それも二人。



その中の一人。

白井真奈。



この子白井真奈は、毎日佐鳥龍宝におはようの挨拶をしているが、毎回ソワソワし、緊張しているのだ。


「全然なれないないよぉ〜(小声)」





そしてもう一人。

吉岡愛里。



この子、吉岡愛里は、疑問を持っている。

line交換をなぜ断られるのか。

しかしそれが、好きな思いを加速していく。

考えれば考えるほど、好きになることに。



「はやく会いたいなぁ〜(小声)」







それを知らない佐鳥はというと。



池宮とトイレで別れ、今はトイレにいる。


トイレが終わり教室に向かおうとする。


と、佐鳥は背後に自分を追っているのに気づいた。




誰だー?


少し怖いよなー




後ろを振り向く。





あれは〜木舞さん?



なんかされる?



走って教室に入った。





一方、木舞は。


あっあれは!佐鳥!!


話しかけよう!


後ろをついていく。佐鳥が後ろ向く。


サッと隠れたが、みられたと思う。

ちょっと早歩きでついていくと、


佐鳥は走って行ってしまった。


なんでよ〜






教室に走って入った佐鳥。




少し目立った。恥ずかしい。

そして、俺が入った時、白井と吉岡さんが、バッと立った。


そして恥ずかしそうに、座った。



自分の席につこうとすると、白井がいつものように挨拶をしてきた。


顔が真っ赤だ。



後ろに、教科書を取りに行こう。



すると、吉岡さんが挨拶をしてきた。


また顔真っ赤だ。


んー、なんか恥ずかしい。




今日の学校が終わった。



モテ期かな?



いやいやいやいやいや

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