二十五話 親友の彼女

聞いてみよー



佐々木遥のline



佐鳥:あのー、なんで僕のlineを?



佐々木:あっ!言わないといけなかったね!



佐鳥:なんでしょうか?



佐々木:佐鳥くんって、キーちゃんの親友だよね?



佐鳥:まぁそうですね。


ん?キーちゃん?え?え?まじか、えー



佐々木:それで!教えて欲しいことがあってさ!



佐鳥:なんでしょうか?なんなりとお申し付けください



佐々木:いいの?!遠慮なくいくね!


ドキドキ、


なんかボケで言ってしまった…


怖いな

もうどうにでもなれー!


佐鳥:かかってきなさいー!



佐々木:キーちゃんの悪いとこって知ってる?


あら結構控えめですね。


佐鳥:なんでですか?



佐々木:いや、やっぱり悪いとこも知ってこその夫婦でしょ?



佐鳥:あーなるほどー


ん?夫婦?え?結婚しちゃってる系?まじか、



佐鳥:あのー夫婦って言いました?



佐々木:うん 言ったよー


なぜこんなにも白けた顔で言いそうな感じの言葉、言ってんだい?


佐鳥:えっもう婚約したんですか?



佐々木:いや、まだしてないけど、両親には、許可はもらったよ😘


なぬ!あの築が…結婚式行こ…


うらやましい〜


御祝賀あげんどこかな?


くそぉおおぉ!


いやここはしょうがないと思おう。


あいつはイケメンだからな。

うん。仕方ない。うん。



佐鳥:で、悪いとこでしたね!築の悪いとこは、寝起きはめっちゃ機嫌悪いです!



佐々木:あーそこは知ってるー



佐鳥:あーそうですかー


え?一緒に寝ったってこと?

え?

まじ?ガチ?うわーまじかー


俺より一歩先、いや十歩先行かれてる…



佐々木:他にない?



佐鳥:途中で話を聞かなくなることですかね?

こんぐらいです。あいつは完璧に近い人間なので欠点が少ないんですよー



佐々木:だよね!!!私もそう思う!カッコいいもんね!!!!



あぁあぁー

愛がすごい伝わってくる…


佐々木:ありがとね!助かった!



佐鳥:ほぼなんもしてないっすけどね。



佐々木:いいのいいの!おやすみ〜



佐鳥:はい



なんかすごい疲れたな。


それと同時になんか自分が惨めに…



悔しいーーー













彼女欲しいと少し思った佐鳥であった



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