二十三話 木舞亜里沙

私の名前は木舞亜里沙。

中央委員長をしている。

自分で言うのもなんだけどトップだ。

美人とは、言われるが、気にしてない。

なぜか告白をいっぱいされたことがある。

でもそいつらは、顔はイケメンだけど、

中身が最低すぎる。

男はそんなやつばっかりだろうと思っていた。

ちなみに好きなタイプは、見返りを求めていない、善意の行動。

例えばゴミ拾いなどだ。

そんな人現れないと思っていた…が、




ある日


廊下を歩いていると、横を通り過ぎた男に、少しオーラを感じた。


横顔からイケメンだと気づいた。


でも、男は最低なやつばっかりだもの。

少しその男を見てると、下に落ちていたビニールのゴミを拾っていた。









え?ま、まぁ一回限りだろう。





放課後




下駄箱で彼を見つけた。

そしてその前には、なぜか最近グイグイくる、柴崎というやつ。


柴崎は、持っていた空き缶を躊躇なく捨てた。



その瞬間、イラっときた。


これだから、男という生き物は、そう思った。

すると、ゴミを拾っている人がいた。

それは、彼だった。




この時、やっぱりこの男は偽善者などではないと。





ドキッ




この感じ初めてだ。

恋というやつなのかな?

この人が私の運命の人だ。

そう思った。追いかけてみようと思ったが、


もう彼はいなかった。






それからの日々、話しかけようと思い、

彼を見ていると一度目があった。

話せばよかったのだが、


恥ずかしく逃げてしまった。





彼を見ていて、わかったことある…

名前は、佐鳥龍宝


最近話しているのは、白井真奈。


友達は、おそらく、池宮空仙。


最近絡んでいる吉岡愛里。


女の子は敵なのか?


龍宝のことが好きなのかな?



私も負けないようにアタックしなきゃ。

まずは友達からかな。






普通の日常に、一つの色が付け加えられた。

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