二十二話 ちょっとした日

朝はうるさかったな。



でも、俺と同じ陰の人からすると嬉しいことだろう。

あんなに騒がしいのは、中学以来かなー


ぁー中学時代に戻りテェー!

まあでも、大学生は高校生に戻りテェーで中学生は小学生にもどりてぇだもんなぁー

そういうもんなんかなぁー

目線を感じる。右からか?右となると、俺は廊下側の席だから、廊下からか?池宮?

でも話せんなら、来るか?見てみるか。



ん?



「ぁっ」



目が合ったのは、木舞だった。

小さい声を出して、自分の教室へ戻っていった。

目、合っていたよな?俺に用はあんのかなぁー。あるわけないよなぁー

何かした?喧嘩した覚えもないんだけど。助けた覚えもないよねー







まぁいいかしら。

オネエ口調になっちゃった。(/∀≦\)てへっ♪♪ 可愛い????

やめとこ、嫌われちゃう



それにしてもなんだろなー




ガラガラ






キーンコーンカーンコーン



1限目の担当教師が入ってきた。

「教科書45ページ開いてー」



国語の授業が始まった。




「あっ忘れてた。前やった50点満点の小テストの結果を返すの。今から返していいか?もちろんいいよな。じゃあ返します。ちなみに満点は一人だけだ。一番端の列から、取りに来てー」

ぁーそんなのやったなー


点数どんくらいだろうか

一番端だから俺の列か。



教師の前まで行って、テスト用紙を見る……





〔50/50〕






満点だった。

素直に嬉しい。普通に嬉しい。



「どうだった?」

俺に話しかけてくるのは、白井くらいだから、白井だろう。


「あっまぁ」


「えー何その反応、何点だったの?私は39点だったよ。まぁまぁかなー」


「俺は…「おお!!!すげぇ!紅蓮!」


この声の主は、勝村だった。

声デカすぎだろう。


「おい!お前ら!紅蓮の45点に勝てるやついんのかよ!」

うるさいうるさい。

あっ俺勝ってた。まぁテストに勝ち負けないんだけど。


「おいおい〜恒星やめろよー」

口では言っているが、顔にもっとみんなに広めてくれって出てるぞ。


「で何点だったの?」


「いやぁー…」


「教えてよ〜わからないとこあったら、教えるから〜」



テスト用紙をみせる



「えええ!!!!すごいね龍宝くん…テストの日教えてね」

と上目使いで言ってくる。


「まぁ…」


「言質はとったからね。」


はぁー。




________________________

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