第16話
「3人のスキルは?」
「私は槍術。でも薙刀をやっていたから少し扱いづらいかな?」
としっぽ。
「なら、大振りな剣鉈を買って刃物部分を付ければそれなりになると思う。もしくはグレイブを用意してもらう。その場合は剣鉈はサブウェポンだな。」
「私は地・水・火・風の4属性の魔法が使えます」
凄えな、黒髪。
「それは今のところは誰かに教えてもらうしか無いと思う。」
「鑑定」
一言かよ。でもこれで謎が解けた。俺のステータスはもう確認していて、どう写ったかは分からないけどバグっていたんだな。あとは実際に俺に見せてもらって納得したってところか。
「鑑定はどういう風に見えるんだ?ステータスとスキル、弱点が分かるってやつか?人以外にも使えるのか?名前が表示されるか?
例えばきのこなら、食べられるきのこと毒きのこに分けられて、毒きのこなら毒の抜き方までわかって食べ方もわかるのか?食べ方のお勧めとかも出てくるのか?」
「人の場合はそう。人の名前も物の名前も表示される。食べ物は鮮度は分かるけど、毒の有無まで。多分毒の下処理とかまでは分からない。」
「じゃあ人の場合は上限の数値まで見て分かるのか?○○/○○みたいな感じで。」
「HPとMPは分かる。でも他は現状の数字だけ。」
「最後だけどデメリットは?」
「MP消費。」
凄えな、鑑定。
「私たちに必要なものってある?」
何故にしっぽは俺に聞くのだろうか?答えるけど。信用は増やした方が良い。
「装備は姫さまに頼んで最低限貰えばいい。剣鉈は後で渡す。あとは人員かな?別に同級生からじゃなくてもいいと思うけど、タンクと回復役が必要だと思う。
タンクは回避盾でも良い。黒髪が回復魔法も使えるなら回復役は必要ない。」
「回避盾とは何ですか?」
「タンクは盾とか重装備で耐えて隙を作る。回避盾は攻撃を避けて隙を作るって感じ。」
俺って親切。
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