第3話

 石畳みの部屋に戻ってきた。


 やっぱりうるさい。成金共がいる。鎧もいっぱい。何言ってるのかさっぱりわからない。ボケェ〜としてるか。


 時間が経つと、鎧が持っている槍の石突きで石畳みをを叩き、威嚇し始めた。一瞬にして静かになり、そこへ成金ズが近づいてくる。


 なんか喋っているけどさっぱり分からん。助けを求めよう。


「先生、なんて言っているんですか?」


 そう、俺は編入初日。先生しか分からないのだ。先生も会って数分しか経ってないけどな!!


「えっ?たまき君何を言っているのかわからないのですか?」


「全然分かりません。成金オッさんは誰ですか?」


 と言うか俺の名前を知っているのって先生だけなんだよね。それにあの金ピカはどうせ王様とかでしょ?興味無い。後ろにいる、目立たない所に立っている美人なお姉さんの方が気になる。


「今、この国の王様が話していて、ステータスがどうとか言っていますよ。」


 うん。テンプレ。


「ステータス・オープンとかですか?」


「そう、よくわかったね。そうすると自分のステータスが見る事ができらしいですよ。」


 じゃあ!!!!


「ステータス・オープン!!!」


 名前:環

 性別:男

 状態:お腹空いてきた

 ちから:いっぱい

 体力:ご飯食べれば戻る

 すばやさ:ちょこまか

 魔力:無い

 運:今なら万馬券当てられる

 魅力:男の娘に間違えられる程に可愛ええ





 あるぇ??

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