魔王と騎士と少女と

 ラーハルトは冷静に目前の竜を観察する。

 一目で想定の何倍も危険な相手だというのは理解できた。

 彼我の戦力は絶望的。しかし彼の思考に焦燥はなく、より冷めていく。

 いかな逆境にあっても冷静に。そうなるように自分はできあがっている。


 小山ほどもある巨体。溢れた魔力が紫電となり、時折皮膚の上を奔る。おそらく属性は雷。上空の黒雲が魔力の影響だとしたら、落雷を操れる可能性もある。


 竜の懐へ一息に踏み込む。

 巨大な掌が叩き潰すべく振り下ろされるが、間髪で回避。同時に剣を抜き放つ。巨木のような前腕に斬撃のあとが深々と刻まれ、苦悶の咆哮が響いた。


(脆い? いや、あるはずの鱗がないのか。だから攻撃が通る。だが――)


 ボコボコと液状の肉が盛り上がり、傷口をみるみるうちに塞いでいく。

 零れ落ちた肉片が地に着くと、シュウシュウと悪臭と煙を発し溶けるように消えてしまった。


(あの肉片は高濃度の魔力の塊。強い毒性もある。荒地になった原因はあれか)


 あれをまともに浴びてしまえば、おそらくひとたまりもないだろう。

 動きは巨体のわりに驚異的ともいえる俊敏さだが、かろうじて対応できる。むしろ攻撃の際に肉片を受けないようにする方が困難だ。


(しかも――)


 ラーハルトは目を凝らす。

 暗さでわかりづらいが、すでに竜は死に体だ。肉体は半ば腐敗し、全身を覆っているはずの鱗はまばら。動くたびに身体の一部が崩れ、つど修復を繰り返している。両眼はほぼ白濁し、ものが見えているのかも怪しい。

 生きる屍という言葉が脳裏に浮かび、何者かが操っている可能性を考慮するが、即座に打ち消す。生きている者が相手ならば催眠や薬、死者を動かすなら相応の魔力が必須だ。竜種ほどの存在を意のままにする術師がいるとは思えない。


(一度何者かに討伐されたのち、再生力故に死にきれなかったとみるべきか。それが暴竜の特性か別の原因があるのかはわからないが)


 幾度も打ち下ろされる爪や振り撒かれる肉片を回避しつつ刃を走らせるが、やはり効果はない。

 足元をうろちょろする生き物にしびれを切らしてか、巨竜が翼を広げた。

 ラーハルトは軽く舌打ちをする。空中から攻撃されてはこちらから対処する方法がない。


「大人しく……下にいなさいな……!」


 絞り出すような声と共に、幾条もの魔力光が竜の頭上を薙いだ。当たりこそしなかったが、直撃を避けた竜が再び身を低くする。


「ラーハルト……わたしには、しか……できないからね……っ」

「ありがとう!」


 アルの援護に、率直に礼を返す。

 箱入りのお嬢様だけあって経験も体力もなくすぐに弱音を吐く少女だが、ここぞという時の踏ん張りと機転には素直に感心する。

 しかし暴竜の飛行を牽制してくれるのはありがたいが、慣れない高濃度の魔力を急速に補充しつつの連続放射で、すでに少女の顔色は蒼白になっている。とてもではないが長くはもたないだろう。どうにか撤退の機会を作らなければ。


「ぐっ……」


 振り下ろされた長大な尾の衝撃によってはじけた土砂が、ラーハルトの全身を打ちすえる。巨体からの直接的な攻撃だけでなく、副次的に発生する現象すらも脅威だ。


 アルによって放たれた漆黒の光が連続して空を薙ぐ。

 魔力や気配を感知しているのか、盲目とも言える状態でも竜はそれらを回避するが、さすがに空を封じられ不機嫌そうな唸りを漏らした。


 まずい、とラーハルトはわずかに眉をしかめる。

 現状、自分へ敵意と注意が向くように立ち回っているが、アルの攻撃頻度が多すぎる。このままではいつ狙いが彼女へ向いてもおかしくはない。この巨躯がその気になれば多少の距離など意味をなさなくなる。

 アルへ攻撃を控えるよう指示を出そうとして、咄嗟に口を噤む。


 彼女はこれほどに迂闊な人物だろうか? エレオノーラの評していたように、追い込まれれば追い込まれるほど土壇場に力を発揮する性格なのだろう。しかし逆境になければただの臆病な少女だ。いくら眼前の敵が脅威だとしても、まだ彼女が矢面に立たなければならないほど追い込まれているわけではない。なのに身体の負荷を押してまで必要以上の攻撃を続けるのは何故だ?

 アルへ注意を向けさせないよう間断なく牽制の斬撃を入れつつも、頭の隅にひっかかっている違和感を探る。


『近寄らないでっ!』

『二人とも、もっとわたしから離れなさい!』


お嬢さんアルのあの言葉はどういう意味だ? 警告から流れるように竜の不意を突いた迎撃を行ったので、襲撃を予測した警告だとばかり思っていたが……)


 考えるほどに理由のわからない嫌な予感だけが大きくなっていく。

 幾度目かになる魔力光が頭上を通過した瞬間、突如として違和感の正体が閃いた。


 彼女は魔喰を掌からしか行えないはずだ。なのに先ほどから手は魔力の放出にしか使用していない。魔王も魔族なのだから、魔喰に頼らずとも大気中の魔力は全身で取り込むことができる。その量も通常の魔族のような制限はないはず。しかしアルはそれができなかったからこそ、魔喰による魔力供給の練習をしていたのだ。


(自分の意思とは関係なく魔力を強制的に吸収させられている? だから暴発させないために放出し続けるしかないのか!)


 だが、なりたてとはいえ魔族であるロベリアには、アルのような現象は起きていない。もしもこの空間が意図して創られたものだとしたら――


「ロベリア嬢っ!」


 辿り着いた答えにラーハルトは叫ぶ。

 アルにだけ反応する、毒性を含む魔力が満ちた空間。ただの魔族なら取り入れる魔力量はどれだけ強制させられたとしても少量だ。それゆえに魔力によって作られた毒は、自身の属性へ変換する際に無理なく中和される。だが今のように際限なく膨大な量を取り込み続けていたらどうだ? そして最悪なことに彼女は変換を満足に行えない。


「すぐにお嬢さんを連れて逃げたまえ! こいつの狙いは初めから“魔王”だけだ!」


 竜のあぎとが大きく開かれ、雷の魔力をまとった業火がアルに向かって吐き出された。

 だがアルも即座に魔力波を放ち迎撃する。


「ぐぅ……っ」


 二つの莫大な魔力の衝突に、ラーハルトの身体はこらえきれず大きく吹き飛ばされた。

 爆発の煙が晴れる。

 アルは健在。だが――


 ゴポリ。


 少女の青白い唇から血がこぼれた。彼女は自身の身体に何が起こったのかを理解できず、口元を拭った手と赤黒く汚れた胸元を茫然と眺めている。

 その無防備な姿へ、巨大な爪が迫っていた。



   * * *



 戦闘が始まってからずっと、ロベリアは立ち竦んでいた。

 視線は竜に吸い寄せられたまま、瞬きもできない。


 駄目だ、ダメだ、だめだ。

 動け、うごけ、はやく。


 だがいくら叱咤しようとも、身体は石化したように動かない。


 戦えるはずだった。

 戦えると思っていた。

 あの禍々しい姿を目の当たりにするまでは。

 落雷のような轟咆。全身に紫電をまとった巨躯。

 毒々しい朱色に染まった空の彼方に垣間見た恐怖が悪夢のようによみがえってくる。


 食いしばったはずの歯がカチカチとか細い音を奏で、呼吸が不規則に漏れる。

 手足は痺れたように力が入らず、ずっと震え続けていた。


 何のために生き続けた?

 何のために強くなった?

 何のために主の危険性に目を背けてここまで来た?


 全てはこのためのはずだ。

 いや、生き抜いたのも、強くなったのも、じゃない。

 けれどいつの間にか消え失せてしまったはずの機会が、今目の前にる。

 だから、だから、お願い、だから――


 ゴウン――!


「ひ……っ!」


 ラーハルトを狙った長大な尾の衝撃波がロベリアを打ち、少女はよろよろと後ずさる。

 カクカクと膝が揺らぎ、今にも尻もちをついてしまいそうだ。


「――――っ!」


 ラーハルトが何事かを叫んでいる。一拍遅れてそれが自分の名だと理解する。

 何だ? 何をそんなに焦っているんだろう。


 声が遠い。聞こえていないわけじゃない。ただ、頭の反応が酷く鈍い。

 お嬢さんを連れて、逃げろ? いったいどういう――


「こいつの狙いは初めから“魔王”だけだ!」


 その言葉が脳に届いた瞬間、一気に血の気が引く。

 暴竜が放った雷をまとった火炎と主の魔力波がぶつかりあい、ラーハルトが衝撃に巻き込まれたのが見えた。


 いけない。あれではラーハルトは主の援護に入れない。

 そう悟った瞬間、急速に全身が熱くなった。

 翼を大きく広げ忠誠を誓った少女の下へ全力で向かう。


 主の細い肩に手が触れ、その身体が倒れていく。

 宙に舞った赤色に目を奪われる。

 間に合わなかった? いや違う。でも、これは……

 その正体を理解する間もなく、鋭利な凶爪がロベリアの胴へ食い込んだ。



   * * *



 暗い部屋にヒューヒューと甲高い息遣いが響く。

 それが自分のものか、それとも傍らの少女のものか区別がつかない。


 苦しい、苦しい、息が、胸が、苦しくてたまらない。

 咳き込むたびに口から血が垂れていく。

 ラーハルトは魔力が汚染されていると言っていた。

 そりゃあ毒をずっと取り込んでたんだからこうなるよねぇ、とアルは半ば他人事のように胸中でぼやく。


 頭がまともに働かない。

 呼吸をするたびに喉と胸が痛む。

 指先の感覚も少しづつなくなってきた。

 ロベリアを冷たい床に寝かせてしまった。でももう身体を抱えていられない。


「ごめ……ねぇ」


 血と共に後悔を吐き出す。

 わたしのせいだ。

 わたしをかばってロベリアが負傷した。

 幼い身体が眼前で無惨に引き裂かれ地に落ちていくのを、ただただ見ているしかなかった。


 ラーハルトも一人残してきてしまった。

 遠くから戦闘の音が聞こえるということは、まだ逃げる時間を稼いでいてくれているのだろう。

 しかし、わたしたちは逃げ込んだこの里外れの民家で息絶えようとしている。


 結局何の役にも立てなかった。

 お前のせいでみんな死ぬ、エレオノーラの言葉が脳裏で反響する。

 ああ、その通りだったよ。

 自分がろくな戦力にならないなんて、嫌というほど思い知らされていたじゃないか。

 それでも、ちょっとはマシになろうと思ったんだよ。

 そりゃあ文句も言って弱音も吐いたけれど。

 マシになれるんじゃないかって、怠け者なりに、頑張ったつもりだったんだ。


 でも、ラーハルトにもロベリアにも逃げろって言われた。

 自分のことを慮ってくれてのことだと、頭では理解している。けれど「邪魔だ」と言われたようで、とても辛かった。

 わかってる。そんな身勝手な我が儘の結果がこれだ。

 ラーハルトやロベリアだけなら勝てないまでも逃げおおせることはできただろうし、少なくとも足手まといをかばって致命傷を負うなんてことはなかったはずだ。


「………………」


 ボトボトと右腕がただれ落ちた。

 もう、悲鳴も出ない。


 ……あれ、何だっけ……何を考えてたんだっけ?


 頭にもやがかかってるようだ。


 どうして……こんなところにいるんだっけ……?


「…………ま…………さ、ま」


 かすかな声が耳をかすめた。


「かかさま…………ねね、さま…………」


 小さな手が何かを求めるように、弱々しく虚空に差し出されている。


「ごめ……なさ、い…………や、くそ、く…………」


 それは、零れ落ちた涙のように、弱々しい懺悔だった。


 ごめんなさい、ねねさま、やくそくまもれなくて。

 ごめんなさい、かかさま、ながいきできなくて。

 でも、もうむりなんです。

 つらいんです、ひとりでいきていくのは。

 さびしいんです、やさしかったひとたちがもういないのが。

 だから、もう、いいですか、そちらにいっても。

 それとも、やくそくをまもれなかったわるいこは、どこにもいけませんか。

 だれか、

 だれか、

 たすけて、


 少女の痛切な声が薄闇に溶け込んでいく。


「ロベ……」


 アルは少女の名前を呼ぼうとして、せり上げてきた血の塊に妨げられた。

 ゴポリ、と濁った音と共に赤黒い吐瀉が口からこぼれる。

 咳き込むたびに止めどなく血が吐き出されていく。


「ゲホッ、ゴフッ……フッ……こ、の……っ」


 ちょうどいい、このまま全部吐き出してしまえ。

 弱気も、変なためらいも、ぜんぶ、全部。

 どうして二人の忠告を断ってこんなところまで来たのかって?

 決まってる。あの時のロベリアの眼が

 幼い子供らしからぬ昏い瞳が、そしてその理由に踏み込めない自分に腹が立ったからだ。

 ロベリアが心配なくせに、彼女よりずっと弱くて苦労もしていない私が何を言っても無駄なんじゃないかって変な引け目を感じて、足踏みをして。

 ロベリアとの間に感じた溝は彼女のせいじゃない。あの子は離れてなんかいない。私が、いつの間にか勝手に距離をとったのだ。


 ああ、ああ、認めよう。私は少しばかりの知識はあるけれど、それは全部古い本の情報で現実には大して役に立たない。ずるくて小賢しいけれど、それ以上に怠け者で、もともと頭を使って動くなんて得意じゃないんだ。

 あれやこれやと考えるから結局何もできなくなっちゃった。


 だから、もうやめた。言いたいことと、やりたいことをしよう。

 それで今までもいっぱい失敗したけれど、少なくとも後悔はしないですむ。


「ロベリア――」


 力を振り絞って、少女の手を握る。水色の瞳が、ゆるゆるとアルの姿を映した。


「私、アンタが大好きよ。アンタが来てから、妹ができたみたいですっごく嬉しかった。だから、死んでほしくない。だから、だから」


 ――アンタを喰うわね。



   * * *



「くっ」


 飛び退った脇を豪風が通過し、大きく地を抉った。

 空へ舞い戻った竜を見上げ、ラーハルトは大きく息を吐き出す。

 アルの援護を失ったラーハルトは、一方的な上空からの攻撃にさらされていた。


 当初は逃げた二人が追われることを危惧していたが、彼女らが里の集落に入ると暴竜は追跡を断念したようだった。

 縄張りの中心にいる以上、袋のネズミだと判断したのかはわからない。少なくともこの魔族は、まずラーハルトを葬ることにしたらしい。


 火炎で広範囲を薙ぎ払われることこそないものの、羽ばたきによる風圧で体勢を崩され、空中からの体当たりや爪による攻撃をひたすら繰り返されている。このままではじり貧だが、ラーハルトには手立てがない。


「さすがにこれは、きびしいかな」


 ぼそりと独り言ちる。

 誰も答えるはずのない言葉。

 しかし、


「――おいおい、珍しいねぇ。弱音かい?」


 それに応える者があった。


「…………まさか、遅刻してる師匠への愚痴ですよ」

「そりゃあ、ロクでもない奴もいたもんだね。きっと弟子の成長を期待した情の厚い美人に違いない」


 くくっ、と声の主が笑う。


「ところで、、落とさないのかい?」

「残念ながら羽がないもので」


 竜が急降下を始める。が、


「なぁに言ってんだい」


 呆れた声と共に、巨竜が降下した勢いのまま地表へ衝突した。


「そんなん、下に来た時にちょん切ってやればいいだろう?」


 翼を失った竜の背から、赤みがかった茶髪の女性が顔を出す。

 見知ったその姿にラーハルトは苦笑を返す。


「それができるのは師匠ぐらいですって」

「あたしの弟子が情けないこと言うんじゃないよ。それでも“閃光”かい」

「恥ずかしいからその呼び方止めてもらえます? そんなだから騎士団の教導官を解雇されるんですよ」

「ありゃあ、あたしに頼んだ奴が悪いのさ」


 グロォオオオオッ!

 雄たけびをあげて竜が起き上がる。失ったはずの翼も生え変わっている。

 しかし師匠ことエレオノーラは「おっと」と緊張感のない声をあげると、一瞬にして再び翼を断ち切ってしまった。

 ラーハルトの隣に降り立ったエレオノーラが、とん、と騎士の胸を叩く。


「さて、と。めんどくさい羽の方は任せな。あたしが来たんだ、出し惜しみなんてせずに気張りなよ」

「もちろん」


 二人が同時に地を蹴る。

 疾風と閃光が巨竜の周囲を駆け巡った。翼は次々と刻まれ、剣閃が煌めく度に新たな傷が増えていく。さながら鎌鼬かまいたちの渦に囲われたかの如き無数の斬撃に、苦悶の咆哮が響いた。

 たまりかねた竜が大きな尾を横なぎに振り回すが、ラーハルトとエレオノーラは難なく回避する。


「ふぅむ、やっぱり埒が明かないねぇ。このままじゃ、こっちが押し負けるか」

「どうします?」

「仕方ない。あの子らに任せるさ」


 あの子ら――その示すところを理解し、ラーハルトは顔を曇らせる。


「師匠、彼女たちは――」


 逃がしはしたが、あの傷ではどうなったことか。


「ラーハルト、勇者ってどう思うね?」

「は?」


 突然の問いかけに、思わず間の抜けた反応をしてしまった。


「クリムを見たからわかると思うけどね。ありゃ、反則だよ。もともとの地力がとんでもないうえに、鍛えれば当然技量は上乗せされていく。その癖ね、地力の方もまだ上がるのさ。逆境になればなるほどね」

「はあ」


 要領を得ない様子の弟子に、エレオノーラは口の片端を上げる。


「ま、つまりだね。勇者だけじゃなくって、だって話さ。アイツらは存在自体が反則だ」


 ゴゥ――。

 突如、里の方角から炎の柱が立ち上がった。

 二人の注意がそちらにそれた隙に、巨竜が空中へと逃れていく。


 ――逃がすわけ、ないでしょお?


 前触れもなく竜の巨躯が紅蓮の焔に包まれた。中空で悶える炎の塊が、何かに叩き落されたように墜落する。


「くっふっふ。これまでのお礼、たぁっぷり返してあげるわぁ」


 不敵な声に、ラーハルトは瞠目する。

 暗澹たる空に煌めく赤光が一つ。そこにいたのは、逃げたはずのアルだ。

 だが、黒かった長髪は紅玉のように輝き、背部には深紅の焔で形作られた二対の翼が揺らめいている。


 それは神々しくも、嵐のように猛々しく凶悪な魔力を纏う、魔王の姿だった。

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