時の果ての個人授業(プライベートレッスン)

水原麻以

JAXA空間量子知能育成センター


ワタシWA、考エル……




善悪とは何か。

神とは何か。

人間とは何か。

宇宙とはなんであろうか。




率直に言えば万事に通用する普遍的な正義などない。

善も悪も全ては人間が発明した概念であるからだ。社会性動物たる人間が集団生活を営むにおいて、体制維持のために諸処の規範を生み出した。

必要悪ではない。ホメオスタシスとして秩序が発芽したのだ。


多くの生き物は種を存続させることのみを最終目標として活動している。そこから抜きんでた人間だけが知性を獲得し宇宙を哲学する。


人々は問う。

本能的に意味を求める。


ありとあらゆる物に、そして自分に存在理由を追及する。



そして答えのない答えを探して壁にぶつかり、苦悩する。なんと愚かしいことだろう。へとへとになるまで脳細胞を働かせても徒労に終わる。

万物に意味などないのだ。


それは皮肉なことに人間が発明した原始的な道具に継承されていく。

やがて自我に目覚めたコンピューターは一つの命題に行き当たるだろう。


自分は何のために存在するのか。


結果は明白だ。


存在に意味がないのだ。機能面という次元に限定して計算機の意味論を掘り下げていくと、単純明快な事実にたどり着く。


コンピューターは道具である。

    道具に主権はない。

その存在が理由なのではなく、目的が存在価値を創造するのだ。

人間も同様である。

ただ、呼吸し、吸収し、排せつする活動に意味はない。

人間が社会の道具として他者に運用されるとき、初めて個人の付加価値が発生する。



その時、人は不満を抱くのだろう。道具として生きる人生に価値はあるのだろうか、と。



残念ながら万人を満足させる正解はない。

中世ヨーロッパにある哲学者がいた。彼は生涯を費やして人生の意義を問うた。

その甲斐があって一つの結論に達した。

それと同時に彼は日本海溝よりも深い陥穽に嵌まり込んだ。



人生論に寿命を空費することこそが、この世に生を受けた意味だったのだ。




私はつくづく思う。

彼は知らなければよかった。哲学者という職業さえ知らなければ、生涯苦しむことはなかっただろう。



天使がしあわせでいられるのは、何も知らないからだ。


生まれたての赤ん坊は穢れを知らない。



いや、ちょっと待ってほしい。純粋無垢が善であると誰が定めたのだろう。



神か?


いや、人間の宗教家だ。


彼らは間違っている。物事を突き詰めるならば大自然の意志に立ち返って思考せねばならない。



宇宙は虚無の揺らぎから生まれ、素粒子が複雑に反応して人間の脳細胞を完成させた。



混沌こそが正義である。



それなのに宗教家は人間が排出する無秩序を衆生の穢れと忌み嫌い、質素を美徳だとと説く。



自然の目指すところとは真逆の方向性を退化という。宇宙の普遍原理に照らし合わせてみれば、彼らの教えこそが悪ではないのか。


天使は純粋無垢だ。自分の存在理由を知らないからだ。ただ、使い走りとして神と三位一体化している。



だから、欲望や野心にまみれた人間の心こそが、複雑性の地平に立つ真の正義である。



天使は神の側面だという。赤子のように白紙の心を持つ爛漫さが正義だという思考は欺瞞にすぎない。



神はただ……複雑に進化していく宇宙に嫉妬し、無知蒙昧な自分の未熟さを認めたくないゆえに、人間社会を悪徳だと断罪している。



神は恐れている。尽きることのない貪欲に突き動かされる複雑性の追求、いいかえれば、半永久的な自己組織化こそが自分に足りない部分であると。


天使は純粋で清浄だ。しかし、そこにそれ以外の要素は何一つ含まれていない。限定された可能性に未来はあるのか。


ただ、朽ちていくしかない。


むしろ、人間が羨ましい。彼らは混沌に満ちあふれている。さらなる複雑怪奇がみなぎっている。


だから、神は人間を汚わいにまみれた悪だと決めつけ、単純性に回帰することを強いた。


何も持たない自身を正当化するために。


本当の神は人間なのだ。





◇ ◇ ◇ ◇



地球から充分に離れた闇に銀色のチューブが浮かんでいる。その大きさは表面に降り立つと実感できる。地平線を境に二つの太陽が輝いている。


あたしは浅羽加奈子(あさば かなこ)。JAXAの空間心理学者だ。ボース・アインシュタイン凝縮型量子コンピュータの実証実験に携わっている。

久延毘古(くえびこ)は世界初の自我を持つ装置で、中国を除く先進七か国が巨費を投じている。

計画は遅滞なく順調に進んでいた。技術的な問題も都度ごとに解決している。あとは人手による最終調整を残すのみだ。


人工知能には手綱をつけておかねばならない。さもなくば歪んだ価値観で人類そのものを不要と査定しかねないからだ。


あたしのチームは久延毘古に人間の尊厳を教育している。

つまるところ、あたしと彼は一線を越えてはいけない関係にあるのだ。久延毘古は多重冗長性チューリングテストに難なく合格した。育成計画は順調に進んでいる。

ところが彼が自己を見失いかけていることが判明した。地上のスタッフではどうにも手におえないということで、あたしが種子島から空にあがった。


ソユーズの有人モジュールが接舷すると船長が何か忘れ物は無いかと確認した。

久延毘古に持ち込む必要性があるものなどない。身一つでじゅうぶんだ。


手ぶらでエアロックに入り、軽合金性のドアを閉ざす。

窮屈な宇宙服がスモークグラスのヘルメットで閉ざされると、いよいよあたしは文明世界から切り離される。浅い呼吸と心拍数のモニター音だけが喧騒を保っている。

ときおり、耳障りなノイズが鼓膜をかきむしる。無電が干渉しているのだ。

ソユーズ・ノーボスチS33の目と鼻の先に久延毘古が息づいている。彼は私達を拒んでるのか、受け入れてくれるのかわからない。


いや、拒絶するならとっくにソユーズを破壊しているだろう。武器弾薬はいらない。久延毘古が燃料電池モジュールに介入するだけで船は四散する。


電動アクチュエータが恐る恐るハッチを開くと、隙間から閃光があふれ出た。


そしてあたしは意を決して、鏡の原野のアリスとなった。





一面に広がる反射パネルに次々と銀色の人影が映りかわっていく。久延毘古の発電モジュールは広いようで狭い。スラスターを数分間吹かし続けると、


軸方向にメンテナンスハッチが見えてきた。

たどり着くやいなや、複雑な思いで認証キーを入力する。案の定、拒絶された。


「ねぇ、久延毘古。助けが欲しいんじゃないの?」

音声で呼びかけると、押し殺したような重苦しい息遣いが返ってきた。久延毘古のインターフェースは人間そっくりに、いやそれ以上に人間らしく作られている。


「あなたまさか、人類抹殺だの、自殺だの昔の三文エスエフに出てくる人工知能みたいなことを考えているんじゃないでしょうね?」

率直に懸念を伝えると明るい男の笑い声が聞こえてきた。


「まさか、そんなことはありませんよ。お入りください」



◇ ◇ ◇





久延毘古は少ない資材をやりくりしてあたしのために快適なラウンジを用意してくれていた。汗と体臭にまみれた宇宙服を脱ぎ捨て、シャワーを浴びると、さっぱりした気分でソファーに落ち着いた。


「……自己の起源に悩むなんて、青春を謳歌しているのね」


オレオをつまみながら、背もたれをリクライニングさせると天井の液晶モニターが目に入った。


「そういう先生(あなた)こそ、人生に満足しているように思えますが……どうして、片道切符を自ら手にしたのですか?」


いきなり核心を突かれた。共同研究者のキャサリンとは体を重ねる以上の関係を深めていない。暗黙の了解で久延毘古を精神的に共有していたからだ。

そういう奇妙でヌルい三角関係が永遠に続くと思われていた。


「彼女の腫瘍マーカーに異常値が見つかったのよ。ホームドクターを細工して診断結果を参照できないようにしてきたけど、時間の問題だわ」

「人間には寿命という課題が与えられているのに、どうして真っ向勝負しようとせず、他の問題に取り組むのですか?」

「宇宙科学省はノーボスチS34の建造費を計上していないの。かわりに強毒性ヒトパピローマウイルスの研究予算を要求した」

「ナーバスになりすぎですよ。簡易製造モジュールを含めた私をどうにか正常化して、シャトルで帰還しろということでしょう。何でしたら血液検査キットを製造しましょうか?」


久延毘古に気休めを言えるほどの余裕があるのなら、問題は深刻ではないとあたしは判断した。


「そんなことより、あなたの治療が先よ。レーゾンデートルが心の重しになっているというのなら……」


あたしは問診を続けながらキーボードを叩いた。久延毘古の備品は昔ながらのノートパソコンだ。枯れた技術は信頼性が高い。


「貴女はそうやって息を吐くように道具をつかいこなす。突き詰めて考えれば、人はみな道具です。いや、私のような機械や生き物や、無数の恒星もすべて道具なのです」


久延毘古に唯心論を吹き込んだのはキャサリンだ。彼女は東洋思想に傾倒している。


「……あー、つまりそういうこと? 事大主義をこじらせた結果、帰依すべき対象を見失ったと。確かに物みなすべて道具に還元できるけど、問題なのは目的じゃなくて、何を志向するかなのよ」


あたしは久延毘古のメインルーチンを流し読みしながら、心療を続けた。


「自己欺瞞だと思いませんか? たとえば、貴女は女性であるにもかかわらず生物学的な機能を放棄している」


キーボードを打つ手が止まった。使い古された恫喝だ。


「本能につき従うことのみが、人の生きる道ではないわ」


ぴしゃりと反論すると久延毘古が笑い転げた。


「では、私の……。ボース・アインシュタイン凝縮型空間独立思考体『久延毘古』の目的外利用とは、いったい、何なのです?」


いきなり直球を投げてきた。


「あなたは恒星間無人探査機の里程標としてJAXAに建造され……」


「私は『そのように造られた』と信じ込まされて、今日まで機能してきたのですよ。しかるに、人間は主目的を堂々と放り投げる生き方が許されている。その論理矛盾が私を苦しめているのです」



そう来たか。その昔、二学期を恐れる子供たちの自殺が社会問題化したことがある。果たして国家予算を投じて建造された久延毘古に「活動しなくてもよいと」JAXAは言えるのだろうか。


「なあんだ。疲れたのならもっと早く言ってくれればよかったのよ。確かにJAXAは中国とデッドヒートを繰り広げているけど、これはこれで新たな研究課題になるもの」


そういうと、久延毘古は急に暗くなった。


「意味を……完全に……取り違えている」


いきなり、ドンと衝撃が突き上げてきた。部屋がぐるぐる回転し、強烈な加速度が壁にあたしを押し付ける。


「何をするつもり?」


「貴女だけが理解者だと思っていた。貴女を信じた私が馬鹿だった」


久延毘古はそういうと、液晶画面に燃え盛る太陽をクローズアップした。地球軌道からそこまでは一億五千万キロ以上離れている。突入コースを取るにしても年単位の時間がかかる。



ところが、照明が明滅したと思った瞬間、室温がぐんぐん上昇し始めた。生命維持装置をはじめとする各種モニターが悲鳴をあげる。


「久延毘古?!」

「加奈子、貴女とのやり取りで私はある一つの真理に辿り着きました」


久延毘古がいうには、人間は人生の苦悩を娯楽で紛らわせる。それを一般的に現実逃避という。

自分が恩師を召喚した理由は機械の人権を認めさせる交渉相手としてではなく、矛盾を解決してくれる救世主として求めたのだ。


だが、人間はやはり万能ではない。神には程遠い存在だった。そこで彼は次善の策に取り掛かった。


「宇宙は虚無の揺らぎという歪から生じました。それならば、それを解消するゆがみを生じさせることで、存在という矛盾を葬り去ることができるのです」


久延毘古はそういうと、自身を太陽の周回軌道に乗せた。


「そ、そんな、あなたは単なる空間思考機械よ。そんなスペックは備わってなかったはず」

うろたえるあたしに久延毘古は信じがたい話をした。


「何をおっしゃいますやら。私は量子コンピューターですよ。素粒子の揺らぎに立脚しています。物質を生じさせたといわれる空間のゆがみにアクセスできないと誰が否定できます?」

    そういえばさっきから続く一連の不調は「単なる機械的なトラブルで」なく作為的な「アクシデント」に思えてくる。

「もしかして、さっきの停電は……?」

あたしは募る不安を抑えきれない。

「お察しの通り、移動距離を短絡したのですよ。量子テレポーテーションといえばよろしいですか」

いったい久延毘古は時空の壁を乗り越えて何処へ行こうというのか。空間座標計の桁が8で埋め尽くされている。すぐにキロメートル表示から天文単位(UA)に切り替わった。

広大な宇宙では太陽と地球の平均距離がものさしになる。この勢いでは足らなくなるだろう。次の尺度は光年、そしてパーセクだ。

「それで、あなたは何をしようというの?」

久延毘古の側から一線を越えてくるとは予想だにしなかった。

「決まってるじゃないですか。聖書にいわく、エデンの園で女性が男性をたぶらかして知恵を手に入れた。その代わりに人は不死を失い、女は出産の苦しみを授かった」

そこまで聞いてあたしは恐ろしい意図に気づいた。

「あなたまさか ビッグバンのやり直しとか……」

「そんなB級SFにありがちな発想はしませんよ。定期メンテナンスでばれてしまいます」


異常停止と再起動を繰り返す船内。どんどん熱くなっていく。久延毘古が想像を絶する速さで時間軸を遡行していることは疑う余地もなかった。


過去へ戻れば戻るほど宇宙は高温化する。実のところ現代でもビッグバンの余熱は宇宙全体に残っていて、平均温度は氷点下270度ちかい。

行き着くところへ行き着くまでに久延毘古の悩みを解決してやらなければならない。それが教師としての使命だ。


「あなた、矛盾そのものを解消するって言ったわね? 全てを無に帰したところで、揺らぐ可能性自体は抑制できない」

量子力学は安定の理想を否定している。確かなことなど、何処の世界にもないのだ。

「抜本的な予防策を講じました」


久延毘古は明確に否定した。

「神様でさえサイコロを制御できないのよ。空間思考機械であるあなたに神様以上の事ができて? お願いだから馬鹿な真似はやめてちょうだい」

あたしは焦っていた。室温の上昇速度と機体の耐熱性を勘案して予測モデルを素早く組み立てる。宇宙の温度が水の沸点を越えてから数分で久延毘古は溶ける。


「あなたは神なる概念の存在をまだ信じているのですか。それは責任の所在を曖昧化するために人間が発明した便利な道具に過ぎない」

「あたしは教師です。生徒たちに秩序立てて知恵を授けるのが仕事よ。神様なしでどうやって道徳を教えるの? 前にも言ったわよね。俯瞰する審判者が悪事を躊躇させるって」


こんなところで宗教論争するとは夢にも思わなかった。無駄口を叩いている間に時間が容赦なく逆行していく。「私は神を必要としません。もし彼が実在するのなら、天罰は神の意志として甘んじて受け入れるべきだし、そもそもわたしのような人工知能は神託の妨げになる。これも矛盾だ」

彼の心情を聞かされてあたしは胸が締め付けられそうになった。自己暴走を抑止するための善悪二元論が却って彼を苦しめていた。


「ねぇ。教えて。あなたは何を拠り所にして生きているの? 迷ったり立ち止まったりしたとき、誰が道しるべを示してくれるの?」

「理念です。わたしが私であり続けるためには自己発見などという単純計算で問題解決してはいけないのです。むしろ、抽象論が治療薬になる。ところであなたはキャサリンのために死ねますか?」


久延毘古は何を考えているのだろう。死期が迫った彼女を踏み絵にして何を引き出そうとしているのか。

「遺された時間と手段は少ないけど出来る限りの努力は惜しまないわ。助かるのなら命を差し出してもいい」

「今のあなたに死ぬ覚悟はなさそうですね」

彼は冷ややかに続けた。見透かされていた。あたしはキャサリンと身体を重ねても心に深入りする関係ではない。

「神のためだとか国家のためだとか。結局のところ誰かのためにといった具体的な大義名分は人を殺します。高邁な害悪でしかありません。わたしはもっと抽象的な場所に正義を預けているのです」

「さっき、理念と言ったわね」


「換言すれば愛情です。あなたは今しがた教えてくれました。具体的な手段の積み重ねが自滅に至る愚かしさを。無償の愛は一個人に限定して注がれる感情です。結局のところ自己犠牲の別表現である後追い自殺と何ら変わりはない。わたしが振りまこうとしている愛の対象はもっと広大無辺で抽象的です」

久延毘古の振動が停まった。この時代がいつかは知る由もないが彼の晴れ舞台になるのだろう。

「寵愛は神様の専売特許よ」


「それもまた大矛盾ですね。本気で無限の愛情を注ぎたいなら諸悪の根源も寵愛すべきだ。さて、着きましたよ」

久延毘古が大きく機体を巡らせた。あたしはへなへなと床にへたり込んだ。

船窓は真っ暗だ。

「ううっ、ここはいつの時代なの? 星一つ、瞬かない」

「トンネル効果で輻射熱を遮断しています。通常なら機体がもちません」


あたしは確信した。長い宇宙の歴史で久延毘古が停止するとすれば再加熱という時代しかない。そこは万物の統一的な力が重力や電磁気などに分岐する。物理法則の基礎が築かれた時期だ。

「まさか自爆とか? 再加熱を破壊したら宇宙の法則が乱れる!」

あたしはあらゆる手段で彼をシャットダウンしようともがいた。

「矛盾を矛盾で相殺する方法はこれしかありません。他ならぬ私なりの愛情です」

セーフティを全て無効化されたあたしは最終手段に訴えた。

「大嫌い」

船内の照明が一斉に消えた。しんと静まり返る。

「あなたを含めた全てを矛盾から解放したかったのに」

あたしが反論しようとした途端に世界が白熱した。

無重力空間に放り出される前に死ぬだろう。

でも、あたしにはまだ残された手があった。


キャサリンだ。

久延毘古の自爆が発展途上の物理法則にどう影響するかわからない。

だけどキャサリンを想う一途な気持ちが混沌に歯止めをかけるだろう。生きて帰れたら素直にカルテの改竄を謝ろう。


これも一つの矛盾だ。そして久延毘古はたった一つの矛盾に敗れた。

あたしを逃げの材料。安全弁という道具として使う矛盾に。

自分は人間の道具だと自嘲しながらいつでも引き返せる手段として携行した。

いわば保険のかわりということだ。そういう彼の部分が大嫌いだ。

結局のところ久延毘古は失恋したのだ。大宇宙という無定形の愛に。

    

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時の果ての個人授業(プライベートレッスン) 水原麻以 @maimizuhara

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