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金貨と銀貨とファンタジー経済」への応援コメント


  • 編集済

    貨幣には信用度など、様々な側面で価値を担保する仕組みを規定するのが難しいと思っております。

    過去の日本でも、中国の貨幣を長く流通させていて自国の通貨を鋳造出来なかった歴史も有りますしね。

    私が推すのは「魔石」という、仮想通貨のマイニングを想起させる仕組みの導入です。物語では当然のようにエネルギー資源としての活用出来る「魔石」は、ジプシーの私有財産として活用された宝石のように、高価値の資産として優れた携帯性を示し、経済中心地と辺境の流通を促進する媒体に成りうる気がします。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     本編では触れていませんでしたが貨幣が持つもう一つの特性として、長期間の保存が可能である点が挙げられます。

     昔、サルを対象に行われた動物実験でサルの檻の中にコインを入れると果物が出てくる自動販売機みたいな機械を設置しました。
     最初の内はサルはコインを貰うたびに自販機に投入し、果物を得ていましたが、しばらくするとコインを得ても果物に替えず、コインを貯めるようになりました。
     サルが貨幣経済を理解した最初の現象だといわれています。

     貨幣が貨幣足りうるためには、いつでも商品やサービスと交換できるという信用が必要です。それは商品やサービスがいつでも供給されうる状態にあるということも前提条件として必要ですが、貨幣がいつまでも保存可能で、商品やサービスが必要な時にだけ使えばよいという確信が、使用者になければなりません。
     そのためには、貨幣は短期間で消滅したり経年劣化してしまったりするようではダメなのです。

     昔の紙幣の中には、紙の繊維を丈夫にするためにコンニャクか何かが混ぜ込まれており、そのせいでネズミに食われて直ぐに廃止されたという話があります。
     他の方のお話にもありましたが、塩なんかもそう言う点で問題があります(必需品で希少性もあるが、湿気に弱く、塩自体が消費されてしまう可能性がある)。

     「魔石」がどういうモノかは物語の設定次第でしょうが、貨幣として用いられるのであればそうした長期にわたって貯蓄可能である点も要素として必要になるかもしれません。(一か所にたくさんため込んだら大爆発を起こすとかだと、貨幣の代わりにはなりにくいかも・・・)

     これからもどうぞよろしくお願いいたします。

  •  とても分かりやすくまとめられており、参考になりました。

     私もファンタジー小説を書いておりますが、貨幣制度については悩みの種です。
     銅貨、銀貨、金貨、証券を組み合わせて、なんとなく誤魔化しておりましたが、先日、読者の方から、金貨と銀貨の交換レートについて教えてくれと言われて、頭を抱えてしまいました。

     作者といたしましては「私も知らん」とは言えないんですよね。
     ただ、これに整合性を持たせて設定するのは、私には荷が重いのです。

     小麦の価格を設定して、鉄の価格を設定して、人件費、税金、地価、運搬能力も設定。更には銀本位なのか、金本位なのか、その世界の銅の精製能力はいかほどか。設定しなければならない要件が多すぎです。
     これらの要件を加味して、適正な交換レートを算出。
     とてもではありませんが、やってられません。

     ファンタジー小説ですが、割とリアル路線でやっており、読者の方々からもリアルさを評価していただいております。
     だからこそ、適当に設定することも出来ず。ああっ。

     何かいい案ありませんか?  
     ご教授いただけたら幸いです。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     一から世界観を組み上げて相場もイチイチ考えてとなると、「作者である俺がこうと決めたんだからこうだ!」と言い切ることも出来るのですが、読者にリアリティを感じさせることが出来るかどうかでいうとかなり難しいです。
     現代日本の相場観はまず全くアテになりませんからね。

     一番堅実でかつ意外と簡単に済ませられるのが史実を参考にすることです。
     文明レベルが同じくらいの時代・国を探し、その時代・国のおおよその相場を調べて参考にするのが最もバランスがとりやすいでしょう。
     ただ、どの時代のどの国の相場でも簡単に調べられるというわけでもないのが悩みの種ではあります。

     今後ともどうぞよろしくお願いします。

  • 流通を題材にしたフィクションなら、狼と香辛料が思い出されます。
    主題歌好きだったなあ。
    日本で大判から一文貨までの三貨の交換比率を決めたのって十一代家斉ってウィキ先生もおっしゃってますから、やっぱり流通の安定は絶対で、それには戦争がないことは当たり前で、モンスターがランダムにエンカウントする環境ではネックになりますね。
    ていうか倒したらお金出てくるモンスターって、旅人まるごとペロリしているってことでは……イヤアアアア!

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     「狼と香辛料」は私も好きでしたが、続編が待ち遠しいですね。

     ひょっとして銀貨や銅貨はモンスターの胃の中で胃酸で腐食しちゃうからファンタジー世界では金貨ばかりが流通してるんですかね?

     今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

  • スマホ依存症な俺は異世界でもスマホを手放せないようです
    って作品ではモンスターからお金がドロップしますが、
    権力者達が流通禁止金貨としてかなりの量を封印して貯め込むことで
    経済を守ってたのを思い出しました
    使ったら管理者が死ぬ呪いが掛かってるので、そうそう外にでません
    主人公のスマホにお金を食わせると便利な機能が解放される仕組みで
    それに消費する分には問題ないってご都合主義なぶぶんがありましたが

    私的に温めてる作品は塩本位制で魔法的な紙幣の世界を考えてるのですが
    沿岸部で価値が低いとか交換所は大きい都市のみとか
    色々考える必要がありそうで……まだ、実現に至ってません

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     塩本位制ではありませんが、歴史上において兵士の給料が岩塩で支払われていたという事例はありますね。
     ただ、これは塩が必需品でありながら供給が限られているという背景があったから成立していますので、海の近くでは難しいでしょう。また、海が遠くても湿気の多い地域や雨の多い地域では難しいかもしれません。塩は湿気を吸いますし、水に溶けてしまいますから‥‥‥
     そこら辺をどうつじつまを合わせるか、またそうしたデメリットをどう話に活かすかで面白くなりそうな気はします。

     今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 企画からきました

    こういう小説やアニメで当たり前になっている部分に関する考察は大好物です
    今後もちょくちょく覗きにきたいと思いますのでフォローさせて頂きます

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    御期待に沿えることができたのでしたら嬉しい限りです。

    今後ともどうぞよろしくお願いします。


  • 編集済

    あまり考えたくないですが、ギルドの職員は大変そうですね。
    大概の報酬は即金で支払われるわけですし、それを受付では一日に何百人も捌くことになりますし、銀行機能のある世界ではもっと大変でしょう。さらに言えば国を跨ぐ世界共通のギルドなんてあろうものなら、業務ははかりしれませんね。それを考えると人・物・金で溢れかえるギルドってかなり大きな建物になるよな。
    まぁ全ては古代に発見された魔道具かダンジョンで入手したドロップ品で解決しますが……w

    ファンタジーのなかで「昔は現役だったんだ」みたいなギルドマスターが登場しますが、苦労をしているのは幹部の方逹なんだろうなぁ。だって通常業務に加えて重要人物との折衝とか、法規的なことも考えるとねぇ。

    あっ、もし次のテーマだったりしたら迷惑だったかな?

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    そもそもギルドの収入源や報酬の財源を考えると、ファンタジー作品みたいにそう毎日ホイホイと金貨や銀貨が支払われるというのは、物理的にかなり難しいでしょう。
    ギルドで依頼をこなすより、ギルドや都市間の郵便を襲う方が手っ取り早く大金をせしめることができるんじゃないかって思います。

    元現役の職員云々は今のところ扱う予定はないのでご安心を…

    また、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。