クライマックス・フェイズ① ―ブリッツ&フィスト―

シーンプレイヤー:エンリコ・アルベルティ


GM:んでは、フェレンツィ郊外の邸宅です。

シルヴァーナ:「どうします?裏口から奇襲を仕掛けましょうか?」

エンリコ:「いや、相手は手練れだ。邸宅の前にオレたちが集まった時点で気づいているだろうさ。」

湯河原:「では、正面から乗り込みましょう。」

エンリコ:オープニングやミドル戦闘の描写を見る限り、任務よりもコチラへの闘争心が勝ってしまうタイプだろう。逃げ出したりせずに『訪問』に応じてくれるだろう。

GM:そこまで言われるとは、うれしいですね。

エンリコ:むしろ、歓迎の意を込めて家の灯をつけるくらいのバトルジャンキーだろう…(ニヤリ)。


 四人が、ユーリの潜伏している邸宅に辿りついた。

 既に長らく放置されていたためか、近くで見ると破損や痛みの跡が見える。

 四人が慎重に邸宅に近づく。

 パッと邸宅に明りが灯った。

「まぁ、気づかないわけがないか…。」

 エンリコは、これが予想どおりであるかのようにニヤリと笑みをこぼしたのだった。


GM:灯、点けたよ。

(一同爆笑)

シルヴァーナ:歓迎されてる雰囲気を感じない。

GM:いや、めっちゃウェルカムだよ。入ったら二度と出さないくらいには大歓迎だよ!

(一同笑)

エンリコ:「決着をつけるには、良い夜だ。」


 扉をあける。手入れをしていないホールにはカラスが一羽佇んでいた。

 来訪者…エンリコ達を見ると、ユーリはすくっと立ち上がりアサルトライフルのセーフティを解除した。


エンリコ:「招待状もないのに、勝手な来訪に応じてくれるとはうれしい限りだ。」

エンリコ:今回の顔は、洒落た感じのサラリーマン風です。スーツをパリッと着こなしています。

GM:「今日は、ダンスパーティーの予定はなかったんだがな。」

エンリコ:「そのダンスパーティーから、貴方に身を引いていただこうかなと思いましてね。」

カルロ:「オレからはお前に『黒いレクイエム』を届けに来た。」

GM:「直接話をするのは初めてだな『葬送の弾丸ガンスリング・レクイエム』。戦えて嬉しいよ。お前の飼い主には「歯ごたえのある奴だった。」とでも伝えておこう。」

シルヴァーナ:「貴方を止めます。ソレがUGNの目的です。」

湯河原:「カラスはボクの生まれた国では神の使いだ…、アナタにはふさわしくない。」

GM:不敵に笑い、ユーリは手にしたアサルトライフルに口づけをして言います。

GM:「我が祖国の最高傑作、カラシニコフよ。共に戦ってくれ。」


(カラシニコフ→ロシアのアサルトライフル。世界中で売れまくった人気商品。すげー丈夫なのが特徴。)


戦いの火ぶたが切っておとされた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る