第37話 2021年7月1日(木) カレンダー通りでない連休
7月になった。
オリンピックやパラリンピックは開催されるだろうが、ネットやテレビのニュースから世の中の状況を見渡しても新型コロナウイルスの感染状況が落ち着く気はしない。
私の手元にコロナワクチンの接種券は届いたが、実際に地元で接種予約ができるのは8月に入ってからである。
さて、今年の7月の後半には文字通りカレンダー通りではない連休がある。
法律上ではオリンピックの関係で、7月22日(木)と23日(金)が祝日扱いとなっている。
だが、この日程に祝日が変更なったのは、ほとんどのカレンダーが製造された後であったため、私の目にするカレンダーでは、この平日二日が赤字で記載されているものは見たことがない。
もっとも、この状況下では4連休になったとは言え、感染リスクを考えると人が多い都市部に出かける気にはとてもなれない。
そんな中で上の妹から、この4連休に実家に戻る予定であるとの連絡が入った。
その頃には予定どおりに事が進んでいれば、母はワクチンの1回目の接種が終わってから10日間ほど経過しているはずだ。
そうなると母の身体にワクチンの効果も徐々に出始めているだろう。
もっとも妹自身も感染が多い地域に住んではいるため、実家に戻ることにリスクがないわけではない。
だが妹が実家に戻ってこれる機会は貴重だ。
上の妹は下の妹と比較すると実家にはかなり近い場所ではあるが、正月以降一度も実家に戻ってきてはない。
これは時間にすれば半年以上の期間だ。
母の病気のことを考えると、何か事が起こってしまう前に、出会うことのできる機会は、できる内に、できるだけ設けておくことが後悔しないため必要なことだろう。
幸いやってもらいたいことは多くある。
連休の頃には梅雨も明けているからかなり暑くなるだろうが、お盆に備えた墓掃除もある。
充実した期間を過ごせるようにスケジュールを考えなければならない。
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