結局、上の妹には秋くらいを目途とした北海道旅行の計画を引き受けてもらった。

今のところ母は地元の保育園で給食を作る職員として働いているが、今年の夏の終わり頃に退職する予定でいる。

これは、年齢的なこともあるが、今年の9月から行われる予定である地元の保育園の統廃合もきっかけになっているようだ。

年齢が高いほど職場環境の変化の負担は大きい。

そこでこれまでの労いも兼ねて母と私と上の妹の3人で、母が以前から行ってみたいと言っていた北海道に連れて行ってあげたいと考えていたので、妹もその考えを説明するとすんなりと賛同してくれた。

また、３人の中で妹が一番スケジュールの都合をつけることが難しい立場なので、スケジュール調整も妹にしてもらうことにした。

調整とは言ったが、私の仕事のスケジュールは、旅行に合わせるためなら何とでもするつもりだ。

むしろ、この状況で仕事を優先して行く機会を失うことが何よりも許されないことだ。そんなことになったら死ぬほど後悔するのはすぐにわかる。

費用については、私が全部出しても別に構わないが、より当事者意識を持ってもらいたいので妹には自分の分くらいは出すようには言っておいた。

日程は３～４泊くらいになるだろうか。

あまり長いと疲れも溜まりやすくなるから旅行の工程は余裕のあるものにしないといけないだろう。

私も北海道は大学生の時に一度だけ行ったが、その時は2泊3日で、体感的な時間の話にはなるがかなり短く感じた。

新千歳空港に着いてから札幌、小樽を見たら終わりというレベルだった。

今回せっかく行くのであれば、流石にそれでは物足りないだろうと思う。

時間的に余裕はあるが、コロナが落ち着いたら旅行が増えるのは目に見えているので早めに取り組んでおくことに越したことはないだろう。

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