第27話 【偽りの敗北】
「さっきは真夕さんが
「彼女が
「それにしても遠山さんは
「良い物を持つ事を否定はしないわ。だけどそれを勝ち負けの道具に使うのは馬鹿げている。初等部の頃から頭の良い子ではなかったけど、6年かけてバカに
「バカに
「彼女に勝つのは
「あれは真夕さんが負けた事になるんだ。私にはどっちが勝ったとか
「だけど
『そうか、私
遠山遥の真意と真夕さんの真意を同時に知った私は、精一杯のお礼の気持ちを彼女に伝える。
「ありがとう、真夕さん。私のために怒ってくれて・・・」
「友人の名誉は
「何て言うかさあ・・・真夕さんってカッコイイよね。」
私のポンコツな感想に目を丸くした真夕さんは、何度目かの言葉を口にする。
「あなたって面白い人よね、珊瑚。」
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