第7話 【T.P.O.】
会場にいる招待者は全員がドレスアップしており、本当に
ホテルのロビーで叔母を見つけた時は、
私の感想を聞いた叔母は満足げに
「それがTPOって言われるものなの。あなたが大人の女性になるために是非とも身に付けて欲しい常識の一つね。TPOを身に付けるには
「言葉としては知っていたけど、こういう事なんだね。」
「出席するイベントの目的は何か?そのイベントでの自分の立場は何なのか?時間は昼か夜か?それによって
「貴重な体験をさせてくれてありがとう。」
「
「えっ、そうなの?」
「私から見れば
「でも親友なんて、どうやって作れば良いのか分からないよ。」
「そうね・・・そもそも作ろうとして作れるものではないから、簡単には作れない。一人か、多くても
「そうなんだ・・・」
「出会いを大切にしなさい、
「分かった。」
叔母はにっこりと
「あそこにバーがあるわ、行ってみましょう。」
そこは来場者が開場までの待ち時間を過ごすために用意された、即席のバーである。
即席とは言え、初めてバーを利用する私は
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