第9話:侵攻計画

 神経紋しんけいもんとは、魔法使いの脳を網羅する、伝達細胞ネットワークの別名である。


 どれ一つとして同じもののない、極めて個性的なそれは、現象庫との接続路を構築する際の認証情報として活用されている。

 誰がいつ、どんな魔導を再生したかは、全て紐付け、記録されている。

 また、その権能を有す者ならば、自在に、再生にまつわる情報の走査が可能である。


 そして、疑似神経紋デバイスとは、読んで字のごとく、神経紋を模した機械デバイス──前述の走査を撹乱、無効化する効果を持つ、非合法の装置である。


 状況証拠から、装甲服の魔法使いが、このデバイスを用いて秘密裏に禁呪を再生したことは明白であり、管理収録者委員会はそれを問題視していた。


 「敢えて明言しておくが、かの装甲服の集団は、〈英究機関〉の支配下にない。でなければ、先程渡した一つ目の問いは無意味な遊戯と堕す。我々は愚かではあるが、失敬にはならぬよう努めている」


 そう言い切る姿に圧されたか、トリーシャの刺々しい視線は、初めてその魔法使いから外された。


 ひとつ、拗ねたように目を合わせないままながらも小さくうなずくと、先方も大きく返礼したあと、また口を閉じる。

 そこで、ようやく険悪な雰囲気がやや収まったように感じられた。


 「……回答に感謝します。ちなみに、先ほど伺った禁呪の種類の中に、このようなものはありましたか?」


 ようやく話を切り出せた賢者から、HUD上に送付されてきた画像は、あの時、装甲服が展開していた雷の網と酷似していた。

 ただ、送られてきた画像は、背景が空中ではなく、どこか別の室内を表していたので、襲撃の日に撮影されたものではないようだったが。


 「確かにありました。戦士竜に向けて投げかけられ、触れた部位にはダメージを負わせているように見えましたな」

 「その時、戦士竜は何か言っていたかね?」

 「酷く、慌てていたようには見えましたな。

その傷が原因で、主格竜を無理やり連れ帰ったようにも──。真相は不明ですが」

 「一連の映像の記録は残っているかね? 今後に活用したい。主格竜も、禁呪を再生した者も、放置するわけにはいかんのでな」

 「ドローンを飛ばしておりましたので。提出の手続きを取りましょうか?」

 「是非お願いします。後で使いをるので、その者にご提出いただければ」

 「御意」


 鼎は受け答えしながら、HUD上でウルリカに話しかけ、準備をするように伝えた。

 元気のいい返答があったので、その件はひとまず任せて、集中をこの場に差し戻す。


 「状況は概ね理解した。この件についてはひとまず終わろう。──察しが付くとは思うが、他言無用にて頼みたい」

 「魔導憲章まどうけんしょうに誓って、他言は致しません」

 「感謝する。それでは二つ目の問いだ。卿らは──今、地上がどうなっているか、興味はあるかね?」


 それを聞くなり、トリーシャは驚愕の一声を上げそうになるが、マフラーを鼎に掴まれて息を呑む。


  ──ちょっと。いきなり、何するの。

  ──すまん。飛びかかるのかと思って。

  ──そんなわけ、あるかもしれないけど、今じゃないよ。あと、防護衣マフラー、離してよ。苦しい。

  ──いや、この際、このまま手綱を握っておきたいんだが。倒れそうになったら言ってくれ、受け止めてやる。

  ──その前に離してよ!


 身体の裏に隠した手と手の攻防は数秒間続いて、その間二人は発言どころか眼を正面に向けることさえしなかったので、賢者たちははそれを狼狽と受け取ったらしい。

 特に何の注意もなく、鼎とトリーシャはマフラーの裾争奪戦にあと数秒間専念できた。


 「地上への興味……と申されますのは?」


 結局、トリーシャにマフラーの裾を反対方向から奪還され、鼎はわざとらしく咳払いをすると、対話を再開させた。


 「地上には、旧人類の遺物が相当量遺棄されていると考えられる。その質量を触媒に変換出来れば、当面の憂慮は解消しうる」


 賢者の言葉通り、元素変換の魔導により、触媒そのものに含まれる成分は殆ど不問とされている。

 重要なのはそれが持つ質量なのである。


 新規の質量発生を伴なう魔導を再生する場合、必ずその触媒が必要となるのは周知だが、原料加工を経ての生産、量産という概念を持たない魔法使い社会は、被服、生活用具、建材等々の必需品を、触媒から生成した、言ってしまえば偽物で賄わざるをえないという事情がある。


 もし触媒の供給が絶たれれば、戦闘服も帽子も、マフラーも杖も、銃火器やその弾丸でさえ、代替どころか補修さえ不可能となる。

 そうして、刀折れ矢の尽き果てた状態で、竜の襲撃を受ければ──結果は明白かつ残酷である。


 「数百年前、始祖らが放逐した領域──情けないことですが、今再びそこを頼らねばならない実情があります」

 「地上の探索、触媒の確保。目下、それを任せられる魔法使いを探しているというわけだ」

 「獅子守われわれ以外の小隊にもお声がけを?」

 「無論。その資格ありと思える者には、漏れなく働きかけている」

 「参加を了承した小隊クラスをとりまとめ、大隊スクールを組織する予定だ。陣容構成や指揮系統の策定はこれからだが、各小隊の個性を重視し最大限のパフォーマンスを発揮してもらえるよう、配慮するつもりだ」


  ──私達は探検家じゃないんだから、地上の捜索なんて……。

  ──確かにそうだが、参加する小隊は少なくないだろうな。委員会からの直々のお誘いだ。将来のキャリアを考えたら、断る理由はない。

  ──好きじゃないな、そういうの。腹黒い感じがする。

  ──オトナの世界はもつれた糸で出来ているようでな。だが、それでも身に纏わねば、全裸のままだ。いずれにせよ困る。


 承服しかねる様子のトリーシャは、その後もぶつぶつと文句を並べて続けていたが、鼎は構わず話をすすめる。


 「整理させていただきますと……大隊を組織する、地上を捜索する、触媒を確保する、と──計画の内容は、このような理解でよろしくありますか」

 「……ひとつ、補足事項がある」


 意表を突くタイミングで、上座の賢者が口を開く。同時に、トリーシャは短く息を吸った。


 「地上は未知の世界、竜の領域だ。だからこそ、その調査を任せられる者は限られる。現在までに残った触媒の、全量を持ち込んでも構わない。君らが成功すれば、託した分の幾層倍もの報いがあるだろうからな」


 「ご決意のほど、お察し申し上げます。しかしながら、全量の触媒とは、いささか大仰に過ぎるかと愚考いたしますが」

 「心理的な問題だ。備えはいくらあっても過分とは思わない。最悪の場合──主格竜との戦闘も、視野に入れておかねばならんのでな」


 そういうことか。鼎は口元を釣り上げ、トリーシャは眉間に皺を寄せた。


 ──補足事項どころか、それが主目的ではないか? そう思うだろう?

 一瞬だけ目線をトリーシャの方に移して問いかけるが、反応はない。


 ただ、それまでだらだらと文句を垂れ流していたとは思えない、戦意に満ち満ちた目付きが、彼女の意図を物語る。


  ──あらやだ。この子、スイッチ入るの早すぎ。

 なおも反応がないのを見越して軽口を投げつつ、鼎は改めて上座の賢者の正面を向く。


 「念のため、確認させていただきます。これは〈英究機関〉──引いては管理収録者委員会からの、正式な命令ですか」

 「今はまだ、限りなくそれに近い、打診だ」

 「畏まりました。検討を重ねた上で、回答を差し上げたく存じます」

 「了解した。色よい報告を待っている」


 それきり、上座の賢者は再び固く口を閉ざす。

 その後は、作戦に関する概要──大まかな日程、および運営上の指揮系統確認など、いくつかの項目に関する事前条件の確認を済ませると、ようやく賢者たちからの質問は止んだ。


 「それでは……何か質問はありますか?」

 問いかけにはすぐに答えず、トリーシャは、円卓の上座の賢者を、また、まっすぐに見やっている。


 猜疑とも、嫌悪とも──寂寥とも取れる、ひそめた目元から放たれる視線は、それだけでいくつもの問いかけを内包しているように思えたが、ふいに眼を閉じてそれを打ち切ると緩やかに首を横へと振った。


 「……いえ。特にありません。本日はお招きをいただき、ありがとうございました。委員会の諸姉諸兄に、現象の恵みがあらんことを」


 言い切ると、トリーシャは今度こそ迷いなく向き直り、扉の方へと大股で歩み去っていく。

 鼎もそれを止めず、ただ委員会の面々に向かって再度マフラーを引くと、トリーシャに続いていった。


 それらの背中が、開いた扉の向こうの闇に包まれて完全に埋没した刹那、扉は静かに閉まった。



 「……デアトリーティア・フォン・イフリテス、か。末娘だったかな? 凛々しくなったものだな」


 賢者たちは、獅子守小隊が退出した後もそこへ留まり、目深に被るフードを取り払うこともなく、変わらず淀んだ声で会話を続けている。


 「然り。直接会うのは、久しぶりだがね」

 「何か一言、かけられなくても……よろしかったので?」

 「あれが、望まぬ様子だった。要らぬ重圧をかけるのも忍びない」

 「お優しいですね、委員長」

 「中年を茶化している暇があるなら、若人の今後について、より深く検討してやってくれ。私はすでに、腹を決めている」

 「……委員長、繰り返し恐縮ですが、今回の件、本当に──よろしいので?」


 戸惑い気味の問いかけは、複数の意味を帯びている。

 それを受け取った上座の賢者は、苦々しく口元を歪めつつも、深く頷いた。


 「今は何より触媒の供給を安定化させねばならん。課題解決のために、出し惜しみは禁物だ」


 嘆息しながらフードを外す。

 魔法使い社会の最上位──管理収録者委員会の主宰者、最高賢者カールハルト・フォン・イフリテス以外に、円卓の上座へ座すのを許されている者はいない。


 トリーシャと同じ、銀髪と赤い瞳は、二人が紛れもない血縁であることを示していた。

 ただ、すべてがよく似た親子というわけではない。

 カールハルトの体躯は、華奢な実娘のそれとは大きく異なり、隆々としてローブの肩口や胸元を緩やかに押し上げ、輪郭のような影を所々に落としている。


 身長は百九○センチにも及び、物理的な目線の位置においても、彼は委員会中で最高峰にある。

 齢四十五という事実を全く寄せ付けない、均整の取れた隆々たる肉体は、外見上だけでなく、前線を退いてなお、彼が戦いを忘れてなどいないということを、何より象徴したものだった。


 「カールよ、お前さえ構わないのなら、我々としては大歓迎なのだ。彼女らは、喉から両手を突き出して抱きしめたいほど、魅力的な戦力だ」

 「ならば、決を採る必要さえないようだな」

 「強がりも度を越せば勢を失す。他でもない愛娘を、あの地上へ放り出すのだぞ」

 「感情は、何も無いとは言わない。ただ私は、既に賽を投げた。地上への戦力派遣に関する一切に首肯したと見なしてもらいたい」

 「……出過ぎたことを申した。最高賢者の意思に謹んで賛同しよう」


 鶴の一声、あるいは獅子の一吼か。

 最高賢者の確たる意思表明に、異論を唱えるものはなかった。

 威厳ある支配者として、場を自在に取り仕切る一方で。

 カールハルトの目は、HUD上に呼び出していた、ホログラム書類に、長い間止まっていた。


 会合が開始されるより大分前から目に留めていたそこには、獅子守小隊長、緋堂鼎の関連情報が記載されていた。

 トリーシャの戦友──殻に篭りがちな性格の彼女を、よく見守ってくれていることは、書類に列記された戦果から伺える。


 カールハルトが緋堂鼎に対して抱くのは、信頼に似た許諾の感情であったが、表向きには全く崩れぬ表情の裏で、逡巡はとどまる所を知らない。

 戦時以外の素行はいいのか、あるいは最高賢者の実娘に対し妙な下心を隠しているのではないか──根拠のない思いに駆られてしまい、頭を抱えたのは一度や二度ではない。


 他ならぬ、実の娘のことは、どうしても気になってしまうのだ。

 だが、この気を回す事自体が、むしろ溝を深めるということは、十分理解していた。 

 短く嘆息すると、カールハルトはHUDから全ての表示を消去した。


 「先の会合について、不足や補足があれば随時頼む。他に意見のある者は……なければ、本業に戻るとしよう」


 最高賢者の提言に、取り巻く賢者たちが頷くのと同時。円卓の中央部が変質を開始する。

 渦を帯びたように捻れ、勢いを蓄えるなり、それは解き放たれる。一気に逆回転したかと思うと、そこから膨大な黒色の竜巻が吹き上がった。


 その奔流は現実の衝撃さえ伴ってフードを巻き上げ、厳重なほどに秘されていた賢者たちの表情を微かに伺わせるが、そこに動揺の色はない。

 それらは脅威ではなく、むしろそれを払拭するための手段、可能性とも言える存在だった。


 竜との戦闘に関する魔導、通信ネットワークの安定と改善に関する魔導、建造物やインフラの補修強化に関する魔導……果ては生活に即した健康の魔導まで。


 この会合のために上程された魔導技術の数は、数千にのぼっている。

 車座を組んだ八名の中心で竜巻のように渦巻く文字列こそ、評価を待つ新たな魔導技術の草案なのである。

 それらの一つとして見逃すことなく、評価は冷厳に下されていく。


 許可──許可──保留、拒否。


 委員全員の判断が出揃い、決断が為されるまでわずか数秒。

 この様子を上程者本人が目撃したら、自身の研究結果が蔑ろにされていると憤ったかもしれないが、それは早計である。


 微動だにせぬ委員たちは、その裏手で代理人格を操作し、上程されたすべての魔導を実際に再生しているのだ。

 都市の一般区域とは厳重な区分けを施されたサンドボックス領域内部での評価会は、きわめて迅速に進行する。


 各委員が数体、場合によっては数十体もの代理人格を投じた同時並列処理によって、複合試験再生された魔導は、有用性が確かめられれば現象庫へと収録され、広く魔法使いに公開される。


 反対に危険性が認められれば上程は棄却され、場合によっては上程者に対し警告が加えられる。

 これらの作業を許された、あるいは可能にした権限、能力こそが、彼らをして管理収録者と呼ばしむる所以である。


 その英知を余す所なく活用した結果、数千件の上程に対しする評定は、ものの十分で終了した。カールハルトの眼前に、今回の上程に対する評価結果が統計となって表示される。


 晴れて現象庫への収録に至った魔導は、全上程の三割程度。そして、危険と判断された魔導──禁呪に発展するを疑われ、警告を要するものもまた三割程度見受けられた。


 それを受けて、委員会の面々から漏れるのは、苦笑、あるいは感嘆混じりの声だった。


 どの程度の魔導技術が、禁呪と判断されうるのか。

 明確な基準は委員会の内に秘されているが、現象を知悉し魔導技術の開発にあたる専門家であれば、ある程度の見立ては付く。


 警告対象の三割は、そこを見極めんとするような、絶妙なラインの踏み越え方をしていた。

 これはある種の──主張なのだと、委員会はそうした受け止め方をしているのだ。


 「禁呪解禁論者──ですか。ここ一、二年で有意に増えてきていますね」

 「その最たるメッセージが、あの装甲服どもということかな? 許諾せぬなら、無理にでも使ってしまうぞ──と」

 「どこかで関連があるのかも知れないが、全てが同一勢力の仕業とは思えん。誇示が目的なら、通信封鎖はしないはずだ」

 「それに、もう使えるのなら、我々に上程する必要などないのだからな」

 「違いない。笑えん話だが、笑うしか無いな──今はまだ」


 にぎやかに会話しつつ、賢者たちは大詰めの作業へと移行していく。委員会の名にあるとおり、管理の次は、収録である。


 全員が見守る中、難関を勝ち抜いた三割の魔導技術たちは、それまでの文字列という仮想上の姿から、次第に実物としての外形を帯びていく。


 最終的にそれは、人一人が軽く抱え持てるほどの薄い板に収斂し、やがて霧散した文字竜巻の底面部分、円卓の真ん中にうず高く積み上がった。


 趣を解するものなら、石版と呼んだかも知れない。それは言い得て妙でもあり、同じような役割を果たす物体となるが、単体では何の効力も持たない。


 委員会はそれを承知していて、さらに次の工程へと移行していく。

 竜巻はいつしか止み、円卓には捻れだけが残っている。

 そこから、次いで四角い形状の物体が出現するのを、全員が黙して迎えた。


 それは本棚のようにも見えた。事実、これらの石版はこれからそこに収められる。棚には、その先達が折り目正しく並んでいる。

 無論、それが魔導の全てではない。棚はあくまで、膨大ま居並びのうちの一つが呼び寄せられたに過ぎない。


 この棚に収められて──現象庫内部の一ユニットとして認識されて初めて、そこに収録された魔導技術は日の目を見ることになる。


 作業に集中する上級賢者たちにとっては余談となるだろうが、この石版を作成するのにも、触媒が用いられている。不足すれば当然、収録作業にも支障が出るだろう。


 触媒の枯渇は、市民生活の困窮のみならず、魔導技術に支えられた都市文明全体の縮退をも意味する。


 その危機感をもって、収録作業は最終段階へと慎重を期して移行する。

 一枚ずつ間を開けず、今回収録の運びとなった全ての魔導を収め終えると、棚は再び円卓へと吸い込まれて、場には再び沈黙が訪れる。


 「収録完了を確認。……では、これにて今回の委員会議事を終了とする。皆、ご苦労だった」


 カールハルトの宣言に、賢者たちは一様に頷くと、次々に音もなく消失していく。

 それまで賢者たちを形作っていた触媒は、床面を覆う草の根に溶けていった。

 ただ一人その場に残ったカールハルトが退出すれば、何もかもが触媒貯蔵庫に還っていく仕組みである。


 カールハルトは、無言でフードを被り直すと、先程獅子守小隊の二名が退出した扉の方へと向き直って、歩を進めた。


 その急いた大股でさえ、彼にとっては遅きに失するものに感じられる。


 魔法使いの誰も、彼の前には居ない。彼が進まねば、誰も動けないのだ。

 少しでも早く、遠くへ。帯びた決意は、最高賢者の名に少しも恥じぬものであった。

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