第27~30日目 アルトリコーデーって何の日?

《月曜日》

「月瀬君が終礼テストの最後の問題が当たっていたので、すごいなと思いました!

音楽のアルトリコーデーができません。すごく、難しそうでした。

家で練習します。」


『月瀬、ふつうに20点満点の半分ぐらいよ。それで当たったのか?

“アルトリコーデー”って、何の日なん? 笑って、声出たわ。やめて。

まず、指覚えないとダメな。全く同じ指で、実はサックスが吹けるよ。』


《火曜日》

「一年生レベルまで、リコーダーがうまくなりました!

そう、お父さんが言っていました。

エーン。かなしいです。

すごくがんばったのに、、、。」


『よくない? 中学生レベルから高1レベルに上がって、良かったな。

音楽の授業を見に行きたいな~』


《水曜日》

「いや、先生、小1のレベルだと言われたんですよ。高1レベルだったら、よろこんでいましたよ!」


『ワロタ~。じゃあ、次は小2目指してがんばれ!』


《木曜日》

「来週リコーダーのテストがあります。(えーん、いやだぁー。)

絶対に不合格になります。一生受からなかったら、どうなるのでしょうか? 」


『お前は一生、高1の教育課程を過ごすことになるのです。一生高1です。はっはっは』



「恥ずかし! 思いっきりバカ親子の会話じゃん。父親との話を書いて、恥ずかしくないのか? 」














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