第4話:私のスタンス。世間で恥かくのは私!。処女卒業どころじゃねえッ!。

そんでお次は私。

まあ、学校だよね。

芸能人学校だから、一応、みんな気をつかってはくれた。

はじめ、気持ち悪くて居心地悪かったけど、これもスキャンダルの洗礼ってヤツだよね。

まあ、イジメられるよりかはマシだったかな。

それで家でなんだけど、私は一応母側に付いている。

だって、あまりにも情けないんだもん!。

父は堂々と浮気を誇らしげに生きてるし、

マスコミも、父の逃げも隠れもしないで堂々とインタビューに対応している姿勢に好意的で、

今では賛辞まで送るアホ記者もいる。

浮気して持ち上げられるんだから、私は母が気の毒で、

一応、父とは距離を置いて、母の聞き役に徹している。

でも、そう言っても、ホントのところは完全な傍観者ぼうかんしゃだよね。

二人の金や心理的立場なんかの力関係を見てるといろいろ無責任に勉強させられる。

やっぱり世の中、金は強い。

就労経験のとぼしい母は父の稼ぎに頭が上がらない。

父もそこを利用して母の優位に立っている。

勉強になるよなあ……。

でも、やっぱり父には、幼稚で道徳的な怒りはあるよ。

開き直ってんじゃねえよ!、てね……。

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