第2話 最初の街ガドリア
太陽が傾きかけた夕方頃に街が見えてきた。街の名前はガドリア言うらしい。異世界に来て初めて街だから楽しみだ。
それでゴルドーさんに教わったお金の価値は銅貨→大銅貨→銀貨→大銀貨→金貨→大金貨→白金貨の順に価値が高くなる。
それで銅貨10枚で大銅貨1枚、大銅貨10枚で銀貨1枚、銀貨10枚で大銀貨1枚、大銀貨10枚で金貨1枚、金貨100枚で大金貨1枚、大金貨100枚で白金貨1枚なのだそうだ。
ちなみに一般的な物価を聞いておれが日本円に例えたらこんな感じだと思う。
銅貨1枚=百円、大銅貨1枚=千円、銀貨1枚=一万円、大銀貨1枚で十万円、金貨1枚=百万円、大金貨1枚=一億円、白金貨1枚=百億円ま、一般的に個人が使うとしたら金貨辺りだろうとゴルドーさんが言っていた。通行料を渡された衛兵の1人が確認で馬車の中を覗き込んできた。
「ゴルドーさん今回は大変な目に合われたみたいで、ご無事で何よりです。その隣にいるのが先程聞いた遠く村から来た旅人ですね」
「そうです、この旅人のフレンさんに助けて頂き戻って来られたんです。なのでフレンさんの通行料は私が払います」
「先程、
衛兵にまで名前が知られてるなんてゴルドーさんって顔が広いんだなと思った。衛兵は一礼をして元の位置に戻っていった。そして門をくぐり抜けた所でガイルさん達が近付いて来た。護衛任務終了のサインをゴルドーさんに貰い、おれにお別れの挨拶をしに来てくれた。
「無事に最後まで任務達成出来たのはフレンさん達のお陰だ、ありがとう。何か困った事があったら言ってくれ。冒険者ギルドにゴールドマウンテンのガイルにと伝言してくれればいいから、それじゃ」
「此方こそ色々と教えてもらい助かりました。んじゃその時はよろしくです」
おれはお辞儀をし、ガイルさんは手を振り、仲間達と去っていった。何かあったら頼りにしようとおれは思った。ゴルドーさんと話してる時、
「それじゃおれ達も行こうか」
いつの間にか馬車から降りておれの隣で顔を洗っていたブン太に言った。
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