おまけ

―――ある日の酒場で


樋口「はぁ。。。」

立原「ため息重すぎますよ?ねーさん」

樋口「だって、…先輩が鬼滅好きだなんて知らなかった…私、映画全然ついていけてなかったし」

立原「…これから見ればいいんじゃないっすか?漫画とかアニメとか」

樋口「妹が漫画全巻持ってるけど、帰ってマンガ読んでるといつのまにか寝ちゃうし。。。」

立原「気合っす。気合」

樋口「気合かぁ…最近疲れちゃって」

立原「あー。その感じ。尾崎幹部のアレ思い出す」

樋口「あ。そうそう。それ、その話。いったいどうなっちゃってたの?尾崎幹部。結構大変だったって聞いてたけど…」

立原「え?…言っていいのかな?ここだけの話っすよ?」

樋口「うんうん。ここだけここだけ(わくわく)」

立原「なんか、ラストに救いもオチもなんもない、鬱アニメ見ちまった。って言って、めっちゃ気分がどよ~んとしてて」

樋口「うんうん」

立原「もう、うわごとのように言ってるんですよ。『中也はわっちの癒しじゃ。あの子は素直で真っすぐで余計なことも考えてなくて、思ってることはすぐに顔に出るし、こっちも安心してみてられる』って。」

樋口「…それ、よっぽどどす黒い何かを抱えてないと出てこない言葉だね」

立原「でしょぉ?…まぁ、尾崎幹部の言葉も裏返すと『バカな子ほどかわいい』みたいなもんじゃないっすかぁ」

樋口「え?…それは中也さんに聞かれたら、まずいっしょ」

立原「でも誉め言葉としてじゃないっすか。裏表がないって意味でしょー?バカな…」

銀「(ばしっ!)←無言で後頭部から思いっきり張り倒す」

立原「いっ!・・・ってぇ」

樋口「あ。ナイス。我が妹」

銀「妹じゃありません」

立原「なぁにす…ぁ…」


中也「よぉ。楽しそうだなぁ?」

立原「…ぁ。お。…おつかれさまです」

中也「でぇ?姐さんがなんだってぇ?」

立原「…え。…え。。。っとぉ…」

樋口「あー?いっけないっ!芥川先輩がちゃんとご飯食べてお風呂入って寝る準備してるか見に行かなくちゃ~。銀っ!一緒に来てよっ!」

銀「・・・え?・・・は、い。」

立原「え?ちょっとねーさ…」


中也「たぁちはらぁ~。今夜はゆっくり話聞かせろや(怒)」




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ちゅーやとあねさん パスカル @pai-sen35

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