双黒と姐さんと首領
【双黒時代
紅葉「(じぃ。。。っと太宰を眺めている)」
中也「(…姐さん、何見てんだろ?)」
太宰「姐さん。それは確かに私は美男で聡明で歴代最年少幹部な比類なき逸材という上級の中の最上級な男ではありますが、そんなに見惚れられると困ります」
中也「あの顔は見惚れてるって表情ぢゃねぇよ」
太宰「中也も嫉妬してますし」
中也「してねぇよ」
紅葉「おや。しないのかえ?さみしいのぉ」
中也「え?見惚れてたんですか?」
紅葉「そんなわけなかろう?」
太宰「全否定?ひどい」
紅葉「違うんじゃよ。…今、ある単語が突然頭の中に思い浮かんで、その意味がどうしても思い出せんのじゃが、なんとなく、太宰なら何のことなのか知ってそうじゃなぁ。と思って。…でも聞いていいものかどうか、考えあぐねいていたところじゃ」
中也「…もうそこまでしゃべってるんだったら、いっそのこと聞いてくださいよ」
紅葉「太宰にだけ聞くと、中也が嫉妬するかと思って…」
中也「しねぇよ。」
紅葉「ひどい…」
太宰「えぇ。中也はひどい人間なので、どうぞ私に何でも聞いてください。姐さん」
中也「おめぇ、むかつく」
紅葉「じゃあ、聞くんじゃが」
中也「この流れで?」
太宰「中也うるさい」
首領「いやー。みんなおまたせー。エリスちゃんがご機嫌損ねちゃってさぁ。なだめるのに時間がかかっちゃって、ごめんごめん」
紅葉「『中央カタパルト』って、なんのことじゃ?」
中也「(なぜその単語?)」
首領「(え?何の話?)」
太宰「(眼光キラーン)…荒井由実の歌ですね」
紅葉「それは中央フリーウェイじゃ…わっちを試すでない」
中也「(…何の話?)」
首領「(え?この二人、いくつなの?)」
太宰「じゃあ、ちゃんと教えましょう。姐さん。まずは『カタパルト』から。
現在だと、主に航空母艦などから戦闘機を射出するための機械のことを指します。
地上と違って、離陸に必要十分な滑走路を取るとなると、かなり大型の母艦である必要があるので、そうでない場合に、離陸に必要な速度を確保するための射出機構を『カタパルト』と呼んでいるそうです。」
紅葉「ふぅん。。。」
中也「(太宰が普通に正しい情報をしゃべってるっ!)」
首領「(え?なんで航空母艦の話が出てるの?え?次は戦艦強奪すんの?)」
太宰「さて。ここからが本題です。おそらく、姐さんが私を名指しで聴いているということは…こういう答えがご所望だったと思うのですが
『アムロ、いっきまーす』のときにガンダムが足を乗せている、
アレが『カタパルト』です」
紅葉「おぉっ!あれのことかっ!(満面の笑み)」
中也「(えっ?そこっ?)」
首領「(これ、絶対、会議の議題にかんけーないよね?)」
太宰「ところが残念ながら、ホワイトベースのカタパルトは右舷と左舷に設置されているはずなので『中央』は存在しないんです。
なので『中央カタパルト』が存在する艦ということになると…」
首領「諸君。会議を始めてもいいよね?(怒)」
紅葉「え?聞きたい…」
中也「姐さんっ!(怒)」
太宰「えー?森さんもガンダムの話聞きたいでしょぉ~?いーぢゃ…」
首領「(太宰の首根っこを摑まえ)太宰君、君が欲しがっていた楽に死ねる薬、今すぐ処方しようか?(怒)」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます