第11話 魔法

入学して2週間が経った今日

初めて魔法の授業がある

何故2週間も空いたのかというと

魔力量によって授業内容が変わるのだ


魔力量は人それぞれ違う

出生時ー1〜3

5歳頃ー5前後

7歳頃ー10前後

10歳頃ー20前後

12歳頃ー30前後

15歳頃(成人)ー50前後

が基本水準となっていてこれより少ないというのはほぼありえない

魔法具で水を出そうとすると

魔力50でコップ1杯

魔力30だとコップ半分くらい

の水が出せる


魔力が多い人間というのはとても貴重でそれだけで就職が有利になる

魔力が多い人間は大体10歳ぐらいから魔力量が100を越えているらしく通称100越えと呼ばれる


誤差ではあるが日によって魔力量は変わるらしく入学してから今日まで毎日魔力量の計測をした

魔力計とよばれる魔法具を左手の中指に取り付けることで魔力量を測れる

魔法の授業では今日まで測った魔力量の平均値でクラス分けされる

ちなみに僕の魔力量は平均18だった


平均魔力50以外生徒は一般クラスとされ

家庭にあるような一般的な魔法具の使い方や仕組みを学ぶ


100越えの生徒は特魔クラスとされ

特別講師を呼んで魔力向上の訓練や魔法を実際に使う授業をする

100越えの生徒は1学年10人ほどと言われていて、今年の1年は13人いた

100越えの中でも300を越える生徒は特進クラスとされるが基本的に特魔クラスと合同で授業を受ける

2年から国語と算数がなくなり特進クラスだけより専門的な授業を受ける

その代わり進路は自由に選べるエリートコースとなっている

特進クラスは0人の年もよくあるくらい珍しいのだが今年の1年はなんと4人もいた


100越え数人の為に特別講師を呼んで授業をするのは手間な為1〜4組、5〜8組に分けて行う

それもあって魔法の授業は少ない

今日は5〜8組の魔法の授業だ

160人が一緒に授業を受けるのはなかなか壮観ではあるがこんだけ多いと寝てもバレない

というか大して面白くないのですぐ眠くなる

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