第9話 三大大陸

5時間目は歴史の授業

4時間目爆睡をカマしたのもあるが内容がかなり面白く目が冴えた


この世界には人類大陸、獣人大陸、魔大陸と3つの大陸がある


獣人大陸には獣人が暮している

人間と見た目が変わらない人から完全に獣の身体になっている人、耳や尻尾だけある人や爪だけ発達している人、様々な人が住んでいるらしい

中には自分の意思で姿を変えられる人もいるらしい、スゴい


魔大陸には魔人が暮らしている

容姿はほとんど人間と変わらないらしい

何が違うのかというと人間や獣人に比べて魔力がかなり多く右手に紋章があるみたいだ

彼らの中にはマジレンジャーみたいな魔力の使い方が出来る人もいるらしい、ズルい


はるか昔この世界は3つの大陸に別れておらず3つの種族は同じ街で暮らしていた

力仕事は獣人が

魔力仕事は魔人が

頭を使う仕事は人間が

それぞれがそれぞれの長所を生かし平和に暮らしていたという


だがその平和は何気ない言葉によって打ち砕かれることとなる


「なぜひ弱な奴らの為に働かなければいけないのか」


「なぜ魔力の少ない雑魚と暮らさねばならないのか」


「あんな知能の低い奴らは話が通じない」


互いに足りない所を補いあっていたはずなのに、気付くと足りない部分を貶し合う様になっていた


貶し合いは殴り合いへ

殴り合いは戦争へ

集落から始まった戦争は村へ

村で始まった戦争は国へ


気付くと平和は崩れ去り大陸全土を巻き込んだ大戦争へと変わっていった

それは今となってこう呼ばれている

[第一次大陸対戦]と


そこで初回の歴史の授業は終わりを告げる

いや、なんか色々すごい

まず人間以外に種族がいるってのに驚いた

それがさらに共存していて

駄目になって戦争だと?

面白すぎるもっと聞きたい


学校なんて行く意味あんのか?とか考えていた僕だが歴史と世界の授業のお陰で学校が好きになった

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