第15.5話 その感想

―――――――――――

(○○視点)


「失礼します」


部屋に入ると、そこにいた人物から、興味深そうな表情で質問された。


「どうです、彼は?」


私は率直に答えた。


「ひとつの案件だけでその人を判断しようとは思いません。・・が、現時点では、なかなか面白い人材だと思います」


「そうかそうか!」


今、目の前にいる人物は、私よりも年上。だけど、「自分が思っていた通りだ」と言わんばかりの様子は、こう言っては何だが、子どもっぽくも見える。



・・でもだからこそ、この人物は、「他の大人にはなかなかできない」ようなことができるのかも知れない。

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