第32話第二回作戦会議2
「じゃあ何かしたい題材みんなはある?」とみんなに先輩がきく。
「そうですね。やっぱり無難なところだと走れメロスとかですかね。」と僕はいう。
「私はロミオとジュリエットとかやってみたいです。」と川上さんがいう。
「正直私はあんまり本を読まないんで何がいいかわかんないですね。」と美希はいう。
「じゃあ候補として走れメロスとロミジュリか。」と先輩は言った。でもなんだか先輩も何かありそうなかんじだった。
「瑞稀先輩も何かあるんじゃないですか?」
「えーとね…実は一年の時に書いた短編があるんだけど。」と先輩に珍しく声が小さくいった。
「え!すごい!瑞稀先輩小説書けるんですか?」と川上さんがいうと
「いや。一年の時にねその時の先輩がお題を出してそっから話を作るって言うやつをやってたんだよ。その時のやつがあるんだけどやっぱり既存のほうがいいね!」と先輩らしくない感じで話をそらす。まあ自分で書いたやつになかなか自信をとめないよな。だから僕はいった。
「いいんじゃないですか。作った話の方が文芸部らしいじゃないですか。先輩がよかったらそれできかないみんな?」
「いいとおもうよ!」と二人はいう。
「でも面白くないかもしれないよ。やっぱりやめたほうが…」
「もともとそんなに良いイメージがないんだからこれ以上にさがることはないんじゃない?」
「そうですね。せっかくだし私も先輩のやつでやってみたいです!」
「私もわたしも!」
「うーん・・・わかった。じゃあ明日もってくるね。それでみんな呼んでよかったらそれで行くってことでいい?」
「はい!」と三人は声をそろえる。
ちょっと強引だったかもしれないけどいつも先輩に迷惑かけられてんだ。ちょっとは先輩も恥ずかい思いをしてもらおうかな。それに先輩が書いたっていう小説は純粋に楽しみだ。なんといっても先輩はあんな感じだけど学年の学力の順位はいつも10番いないに入っている。勉強ができるのが話がかけるというのはイコールではないかもしれないけどそんな先輩が書いた小説は興味深い。
僕たちは解散をして川上さんと先輩は一緒に帰っていった。僕は美希と一緒にかえることに。
「それにしても先輩が書いた小説明日読めるのは楽しみだね!」
「そうだね。僕が部活に入ってそんなところは見たことないからたのしみだな。」
「しょーへー悪い顔してるよ。あんまり先輩をいじめたらだめだよ。」
「そんないじめるとかないって。」
「もー。絶対面白がってんじゃん。」と美希はいった。
そら楽しみにきまってる。学校が楽しみなのは久々だなー。早く明日にならないかな。
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もし面白いなとかもっと読みたいと思われた方は応援とよかっあたら⭐︎をくれたら書くモチベーションにも繋がりますんでよろしくお願いします!
まだまだ不慣れな連載ですが指摘などもあったらコメントしてくださいね。
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