第25話おでかけ

日曜日の朝、僕は川上さんとの遊園地に行くという約束があったので、自分の部屋で準備をしていた。

まあどうせそのマスコットと写真を撮ったらすぐに帰るだろうし、たぶんそんなにながいすることもないだろう。

それでも川上さんの隣を歩くんだから、ボサボサな感じではいけないだろうな。外行きのかっこで髪もちゃんとワックスでセットして約束の時間までまだあるのでゆっくりと集合場所へと向かうのである。


集合場所は最寄りの駅だった。川上さんも最寄り駅は一緒だったらしくそこにした。

「早くつきすぎたな。まあ待たせるよりはいいよな。」と考えていると最寄り駅につき見渡すと川上さんがもう着いていた。しまった。僕なんかと出かれるのに待たされたとなったらやばいかも。でも約束の時間はまだ1時間はあるのに。もしかしたら僕が待ち合わせの時間を勘違いしていたかもと思い走って近づいて行った。


「ごめんね。時間まちがえてたかな?遅れてごめんね」というと


「いえ間違ってませんよ。むしろ神田君は早いと思います。ただ私が早くきすぎてしまっただけだったんです。」

よかった。まあ待たせてしまったには違わないので申し訳ないなとおもった。


「じゃあ行きましょうか。」川上さんが言うのでそれに従いついていった。電車に乗り遊園地までの時間無言になるのかと思ったけど


「神田くんは遊園地は久しぶりですか?」


「そうだね。小学生の時に来た以来で来るのは久しぶりだね。川上さんはどうなの?」


「私はここに来るのはちょくちょく来たりしますね。ここのマスコットのグッズを買いに行くついでに遊びにきたりとかですかね。」

といっていた。そうだった。川上さんはここのマスコットが好きで今日もそれ目当てなんだからよくきてるよな。


「そういえば今日は僕でほんとによかったの?」

僕は周りが川上さんに注目してる最中、なんでこんな男と一緒にいるんだという視線を浴びているような気がした。

「神田くんがよかったんですよ。」

そうなのか?まあ一応クラスの男子の中では人畜無害な感じでいるからな。それに僕だったらいてもいなくても一緒だよな。と自虐がすぎるかもしれないがそう思ってしまうクセがあるのでしかたがない。


「そろそろですね。」


「そうだね!」

そんな他愛もない話をしていたらいつの間にか目的地の駅に到着していたらしい。電車を出るとがなかなかの人でホームが混んでいた。まあ今日は休みだし、電車に乗り込んだ時から混んでいるなとはおもっていた。親子連れが多いみたいだな。まあ遊園地は親子連れで来るのはちょうどいいもんな。

僕達は駅を出て歩いてすぐの所に遊園地があるので向かってあるいた。

「やっぱり休みの日だから人混みがすごいね。」

僕たちが歩いているとおんなじように歩く人だかりがたくさんある。たぶんこの人たちも一緒で遊園地にむかっているのだろう。

「そうですね。流石に今日は人がすごそうですね。でもすごく楽しみです。」

川上さんは人混みにもつよそうだな。

「そうだね。僕も久しぶりだから楽しみだよ。」

僕たちは遊園地の入場ゲート付近にたどり着いた。

川上さんにチケットを受け取り中に入り中に入ることができた。


「じゃあまずはどうします??」という川上さんは中に入っていくにつれて興奮気味にかんじた。

「そうだね。じゃあやっぱりまずは目当てのマスコットの方に向かったらいいんじゃないかな?」

まあ第一目標が一番大切だろうと思い提案した。


「いいんですか?いきなりそっちに向かってしまっても。」


「大丈夫だよ。そもそも今日の一番の目玉なんだから。」


「じゃあお言葉に甘えてそちらに向かいましょう。」

僕は川上さんに着いていくのに横に並ぶのは恐れ多いと思い少し後ろから着いていくようにしていたが、

「神田くん後ろからついてくるんじゃなくて横にきてくださいよ。なんだか一人で来ているみたいで寂しいじゃないですか。」確かにそうだよな。1人で歩いているみたいで周りはみんな誰かと来ているんだからそう思うのもしかたがないか。


「そうだね。ごめんね。」といい川上さんの隣を歩くことにした。


「今日の神田くんはなんだかいつもよりカッコいいですね。」といってくれる。さすが社交的な川上さんは僕の朝の努力を察してくれたのかほめてくれた。こういうのは本当は男から言わないといけないのにほんとに気が利かないな僕は。


「川上さんも今日は特に可愛いですよ!制服もいいですが今日の私服もすごく似合ってますよ。」というと


「ありがとうございます。すごく悩んで選んだんでよかったです。」


と言っているとマスコットと写真をとるところに着いたみたいだ。


「じゃあ僕はここでまってるからいってきていいよ。」というと


「神田くんも一緒にとるんですよ。さぁ行きましょう。」という川上さんに驚いてしまった。え?僕も撮るの?


と考えていたら順番が回ってからしか係のひとが言う。

「カップル写真でいいですかね?」とぼくは


いやと言いかけたところに川上さんが


「はい!それでいいです。」といいまた意外なことが起こりびっくりしながら写真を撮ることになった。


「神田くん。笑顔ですよ。」と言いながらマスコットにあいだに入りながら写真を撮ることになると係の人が


「じゃあおふたりは手を繋いでいてくださいね。」


え?手を繋ぐの?と今手が汗ばんでいないか確認していると川上さんが僕の手を撮りシャッターがなった。


まさか僕も撮ることになってカップル写真を撮ることになるなんて緊張なんてものじゃなかった。


「カップル写真でよかったの?」と聞くと

はい!これレアなんでと聞くとそうか。確かに男と行かないとこう言う写真とれないもんな。でも僕となんてよかったのかな。まあもう終わったし今日はもう帰宅かな?と思っていると


「さあ次は乗り物にのりにいきましょう!」


え?まだいるの?乗り物にのるんだ。とまあせっかく来たんだからそうだよな。もったいないもんなとおもいながらもう精神的に疲れてきていた翔平だった。



– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –


もし面白いなとかもっと読みたいと思われた方は応援とよかっあたら⭐︎をくれたら書くモチベーションにも繋がりますんでよろしくお願いします!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る