第11話対策会議1
「二人とも知り合いだったの?」と先輩が聞いてきたので
はい。クラスメイトですと答えておいた。
「そうなんですよ。それに今日話していた昨日絡まれていたところを助けてもらったのも神田くんなんですよ。」
「え?そうなの?すごいじゃん翔平!」
と瑞稀先輩がニコニコしながら言ってきたが、そんなおだてられるような事はしてないんだけど。
「そんなことないですよ。たまたま運が良く人が集まって来てくれたおかげで、ヤンキー達が逃げていっただけですよ。」
「そんなことないです。神田くんはすごくかっこよかったです!」
そんなことを言ってくれる川上さんの隣でニヤニヤしている人がいた。
「なにかあるんですか先輩?」
「いやーー。すごい嬉しそうだなとおもってね。」
「なにがですか?」
「いやね、柚木にかっこいいって言われて翔平が嬉しそうだから、翔平も男の子何だなとおまって。」
と先輩めちゃくちゃニコニコ顔で言ってきたので
「まあいったんこの話は置いといて座ってはなさないですか。」と僕はそんなこと言われ慣れていないので話を早くきりあげたかった。
「そ、そうですね。」
「そだねー。まあ自己紹介はいらないだろうしこれからの事をはなそうか。」
「そうですね。今後のこの部活動について話しましょう。」
「そう!この部活の存続に関する会議をはじめようか。題して第一回部活存続会議ー!」と瑞稀先輩はホワイトボードの前にたちそんな事を書いてしゃべって、川上さんは拍手をしていた。
「こんなこと初めてで、なんだかわくわくしますね神田くん。」
「そうですね。まああの感じはなにも考えてなさそうな気もするけどね。」
と川上さんと小声で喋っていたのが聞こえたのか
「何をいう!柚木をつれてきだじゃん!それだけでも貢献度たかいよー!」
と胸を大きく逸らしてえらいだろうというポーズをとっていた。
まあまず一人目を連れてきたのは確かにすごいけど。
「いやいやそもそも部長である瑞稀先輩が一番貢献してくれなきゃですよ。」とふざけていっていると川上さんが
「なんだかお2人とも仲がいいんですね。」
と川上さんが頬を膨らませて可愛い感じの顔で言ってきた。
「そんなことないよ。」と僕は言うと先輩は
「なにいうの。めちゃくちゃ仲良しだよ。翔平の面倒もみてあげてるし。」というが
「先輩…面倒事を見てるのは僕かと。なにかあるたびに僕に押し付けるくせに。」
「それは後輩の成長をうながしてのことだし。泣く泣くだよ。」
「ものもいいようですね。」といつものようにいいあっていると川上さんが
「すごく仲良し」と小さなこえでむくれっつらでいったのだが誰にもきこえてはなかった。
「柚木何か言った?」
「いいえ!そんなことより本題にはいりましょ!」
「そうだね。こんなこと言ってる場合じゃなかった。」と言いながら進めようとしていた。
あーなかなかかえしてくれそーにないな。と翔平はおもっていた。
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