第10話まさか

次の日の放課後、僕は瑞稀先輩に呼ばれていたので部室にむかっていた。


「昨日の話だろなー。何にも思いついてないから早く帰りたいなー。」

と部室に向かう廊下でぶつぶつ言っていた。

もう早くも僕は帰りたいとおもっていた。

どうせ先輩も昨日の今日で何も思いついてないんだろうな。と思いながら部室に着き先輩をまっているとガラガラと扉があいた。


「おまたせー翔平!なになにー!そのめんどくさそうな顔はー!」


「いやーなんだか早く帰りたいなーとおもっただけですよ。」

と愚痴っぽく言ってしまった。

「そんなこと言わずに今日は新しい新入部員を連れてきたんだよ!」


「え?そんなに早くみつけたんですか?」

なんだ今回の先輩は何だか頼りになる先輩なのか。

「そうだよっていいたいけど知り合いを一人連れてきたんだけどね。」


「あーそうなんですね。じゃあ先輩と同い年の人ですか?」


「ちがうよ。翔平と同い年の子だよ。今ドアの向こうにいるからよんでくるよ。」


どんな人なんだろうと待っているとその人は入ってきた。


「こんにちは。これからよろしくお願いしま...あれ神田くん?」


「え?川上さん?どうして。」


「やっぱり神田くんだ。ここの部活だったんですね。」

「そうだけどなんで川上さんがここに?瑞稀先輩と知り合いだったの?」

「そうなんです。私は瑞稀さんとは子供からの知り合いでだから今日困ってるみたいだから助けになりたくてきたんです。」


「そうなんだ。そんなこともあるんだね。」


「そうだよ。でも神田くんが同じ部活で嬉しいなー。仲良くしたいなーって思っていたんだよ。」

と僕はそう川上さんに言われながらきょどきょどしていたら

「ごめんね。何だか捲し立てるようにしゃべってしまって。でも本当に話したかったんだよ。」

またまたこの人は優しい人だなーと僕は思いながら僕は「これからよろしく。」とだけ言っておく。


川上さんは「うん!よろしく!」とすごく笑顔でいってくれた。

でもまさか川上さんが同じ部活になるなんて

おもってなかったな。

まあ嫌われないように付き合って行こうと思う翔平だった。




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