第9.5話 柚木視点
柚木ことわたしは、朝登校する時に何人かの不良に絡まれていた女の子を助けてようと、注意しにいったら逆に絡まれてしまい、どこかに連れて行かれそうになったところに、一瞬だったがうちの制服をきた男の子に助けられた。
よくその子の顔を見ていたら、その男の子は同じクラスのいつも一人で過ごしている神田くんだった。
私は単純なのか吊り橋効果なのか、誰も助けてくれなかったところに颯爽とまでは言わないけれども、もちろんあんな大人数で助けに入るのも怖いところを助けに入ってくれた神田くん。
とりあえず私はすぐにお礼をいいたかった。でもヤンキーたちが去って行った後にお礼を言おうとしたがもうそこには神田くんの姿はなかった。
教室に着きすぐに神田くんのそばに行き、お礼を言ったけどなんだかすごくそっけない感じだった。
そうだよね、いきなりあまり喋った事もない人に話しかけられたら、私でも動揺してしまうなと、考えながえていた。すぐ教室に先生がやってきたのでまたお話ししましょうとだけいって自分の席にもどった。
よし昼休みにになったらいっぱいお話しして、できれば連絡先を聞こうとおもっていると昼休みになった途端神田くんは教室をでていった。
あれここで食べないのかな?確かにいつもお昼の時間は教室にいなかったようなきがした。
まあ戻ってきたらお話ししたらいいかと、考えていたが休み時間いっぱいいっぱいまで帰ってこなかった。
だからお昼の時間におしゃべりするタイミングがなくなってしまった。
だから今度は放課後に話そうと思って神田くんに声をかけたのに避けられてしまった。
神田くんに私はなんだか、もしかしたら避けられてるのかなー?なんでだろう。
私は仲良くしたいだけだったのになー。
よし明日は絶対に話そうと誓う柚木だった。
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