第5話先輩登場!

昼休みがやってきて、川上さんが僕の方に視線を向けて、こっちの席にやってきそうな感じがしたので、すぐさまいつもの昼食場所の文系部の部室にやってきたのであった。


「やっぱり昼食はゆっくりとたべないとなー。」


「お!翔平もうきてたんだ。」

と部室のドアが空いて入ってきたのはこの文芸部の部長の如月瑞稀だった。

瑞稀先輩はほんとに文芸部の人?ていう雰囲気で髪はゆるふわウェーブな感じで、若干赤みがかった色をしていた。


「瑞稀先輩こんにちは。まあここは僕のいい感じの昼食スペースになってきてるんで。それにクラスがなんだか騒がしくてゆっくりしたいと思いまして。」


「だめだよ翔平、クラスに馴染まないと学校もおもしろくなくなっていくよ。」

あたしがクラスまでいって、翔平に話にいったらクラスの翔平の印象も変わったりするかなとおもったりもするんだけどなー。」


「やめてくださいよ先輩。僕がいたたまれなくなってきますよ。」

先輩は若干っていうよりだいぶおせっかいな性格で、なんでか良く僕におせっかいをやいてくれている。

そんなにダメなやつだとおもわれてるのかなー。


「先輩がクラスに来たら大騒ぎになるんで、自分の知名度をもっとわかってください。」

先輩は僕らの下級生にもすごく人気のある先輩だ。

そらこんだけ美人で誰にも分け隔てなく接してくれる人はなかなかいないもんな。

それにすごく豊満なものをおもちだ。

だからもうちょっと身だしなみにも気を遣って欲しいものだ。

すごくさっきからシャツの間から強調されて目のやり場にこまる。


「先輩もご飯を食べにきたんですか?」


「ちがうよー。翔平がいたらいいなーと思ってきたんだよ。」


「なんですか。暇つぶしにからかいにきたんですか。」


「そんな無愛想なこと言うやつにはこうだ!」

先輩は僕の後ろに立って首を軽く締めてきた。

いやいやすごく豊満なものが背中にあたって、どきどきしてしまうからやめてほしい。


「先輩ギブギブ」


「あーごめんごめん。まあ冗談は置いといて、翔平にお願いがあってきたんだよー。」


「また厄介ごとじゃないんですかー。」

と僕は愚痴りながらもいつも少なからずお世話になっている、先輩の頼みは聞かねばと思いながら先輩の話をきく。





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