新米自衛官の生活

@CIRS9029ug

第1話 着隊

自分は新生活への期待と不安を胸に、駐屯地へ向かうバスへ乗車した。

車内では同じ高校だったり、知り合いの奴らが喋っており、正直うるさいと感じるほどだった。そんな喧騒も駐屯地が近くなるにつれて徐々に収まっていき、およそ4時間ほどで自分が教育を受ける駐屯地へ到着して、早々に駐屯地体育館に集められた。

「受験番号と氏名教えて」係の人が高圧的に言う。後々知ったのだが、この係の人は2尉の幹部の人だったらしい…

そんなこんなで提出書類を出し、自分の所属中隊と営内班が伝えられる。どうやら自分はA中隊のB区隊C班に向かうらしいが、なんのことやらさっぱり分からなかった。

とりあえず案内してくれるらしいので係の人の誘導に従って着いていくと、3階建ての隊舎が見えてきた。あれが3ヶ月間暮らす自分の家みたいなものと考えると、少しワクワクしてきた。案内も終わり自分の班に着くと、ガタイのいい男の人が座って先に着いていた班員と何やら喋っていた。自分に気がつくとその男の人は、「びっくりした!声掛けてよ。とりあえず自己紹介するわ。班長のNです。3ヶ月よろしく。ところで君の名前は?」と言ったんで、「Aです3ヶ月よろしくお願いします。」と返答した。ちなみにこの班長の階級は3曹。軽い自己紹介後、N班長に自分のベッドとロッカーの説明をされ、やるべき事を伝えられた。

やる事やったり、荷物を出したりしているうちに、班員の9名全員が到着した。

班員同士で自己紹介したりしていると、隣のベッドの奴とも少し打ち解けれたし、3ヶ月間楽しく過ごせそうだなと思った。

こんな感じで着隊日は終わった。


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