夢を追う

Q:この場合、ライトノベルと文学ではどういう比率で評価すればよいのか。


 「専業の画家を目指しているけど、それだけでは生活費が足りないので、週4くらいでアルバイトしています。バイト内容は絵とは一切関係ありません」




















A:ライトノベルおよび社会の目「バイトしていることが9割以上、描いてる絵なんか1割未満」


 文学および後世の評価「絵の出来栄えが9割以上、バイトしていることなんか1割未満」


 金運に恵まれなかった歴史的アーティストの評価を読んでみよう。そこには、作品の意義への評価はあっても、副業または本職でやっていた仕事への言及は極めて少ない。

 ライトノベルの中の素人アーティストをみてみよう。そこには、絵描きとは何の関係もない仕事先の描写が延々と続き、数ページだけちらりと絵を描いている姿がみえる。描いた絵に関する描写は全くないか、あったとしても適当なものだ。


 絵を描くためにバイトしなければならないのなら、少なくともバイト先で仕事用の絵を描かせてもらえるよう交渉するところから始めなければならない。これはもちろん、他のジャンルでも同じである。


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