家族


 Q:ラノベの主人公が親しみを持てる家族をつくる時、最も大切にすべきことは何か?




















 A;バイト道徳の言いなりにならない親や兄弟姉妹なら、殴ってもいいんだ。


 ライトノベルはバイト道徳の正しさを説くために存在する。しかし、人生経験豊富な親は、そんな道徳のおかしさを知り、時に障害となって立ちはだかる。小遣いをはじめ、家族内には資本主義の原則に沿わない原理が商家の中でさえ存在する。

 「どんなに失敗しそうでも、やるのはやらないより尊い」というもう1つのテーゼも、親はその不毛さを知っている。


 しかし、ライトノベルはそんなバイト道徳、やる道徳の原理を貫徹させるために在る。親だろうが兄弟だろうが、市場原理に親しまない抵抗勢力は、親だろうがぶん殴ってでもいうことを聞かせる。子供が親に手を挙げる快感の場面だ。

 そうしたら家族が荒廃したと懸念する者は、まだまだラノベ道徳に染まっていない。それがバイト道徳を内面化した主人公に優しいラノベ的に暖かい家族の在り方である。

 


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