執筆マニュアル
Q:ラノベの執筆本で参考にすべきところは何処ですか?
A:「設定なんか実はどうでもよい」と説くところ
ライトノベルの執筆マニュアル本は、小説の書き方本を基にして、ラノベならではの書き方を加えてできている。そのため、文章の形式とか、描く対象を調べること等は、小説の書き方とそう変わらない。
なら、ラノベ固有の書き方とは何なのか。その具体例は「ライトノベル作法研究所」にみてとれる。
研究室のコーナーは既存の小説の書き方本を下敷きにしているとみえ、比較的まともだが、ブログ記事となると
・読者はすぐ理解できる世界しか求めていない
・ラノベは金を稼ぐための手段でしかない
・ベストセラーはやはり一番面白く、売上至上主義はやっぱり正しい
・ポエムはやめろ
・中世的ファンタジーのような使い古しの題材の方が良い
といった主張の繰り返しである。
ブログの執筆者は、読者にライトノベルを書かせるために、このようなことを主張している。ラノベ執筆に幻滅させて、そのような限界を超える力を持つ文学を書かせたい訳でないだろうが、そう思わざるをえないことばかりが載っている。
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