第三章 究極の秘密/The information weapon(5)
▼ Day3 16:40 EST ▼
武装した男の1人が、手に提げていた工具箱をルナに手渡す。それを受け取ったルナは楽しそうに、開け放たれたままの特殊金庫室へ、スキップで入って行った。
工具箱から取り出したハンドドリルを取り出し、端末装置の脇に風穴を開けてケーブルを引っ張り出すと、その先端へ器用にコネクタを取り付ける。それを自分のPCに取り付ける。
「これからデータを抜きますので、ブレイカーさんたちは、そこで少々お待ちくださーい」
「……
変わらぬ無表情で見つめてくるカナタの視線に気付き、ルナは薄く微笑んだ。
一方、カナタの言葉が聞き捨てならないと、ブキャナンは目を血走らせてカナタを睨む。
「ちょっと待て! この小僧が、ベイリル大統領を撃った犯人だと言うのか!?」
だが、武装集団の男の1人が、銃口をブキャナンのこめかみに押しつけると、たちまち黙ってヘタリ込んでしまう。後はみっともなく、怯え震えて、銃口を見上げるだけである。
不快そうに、ルナはブキャナンに対して冷ややかな視線を送る。
「念願の大統領の椅子を手に入れて、何も知らず呑気に舞い上がっていた、頭の悪い小悪党は黙っていてもらえますかー? 私とブレイカーさんの、話の邪魔になりますのでー」
「ぐっ……!」
ブキャナンは大人げなく、泣き出しそうな顔で、ルナと銃口を交互に見て黙り込むだけだ。
カナタは周囲を取り囲む武装集団を見渡し、改めて尋ねた。
「コイツ等の正体は、刑務所で武器を準備していた囚人たちだな」
PCモニタを見ながら、高速タイピングするルナ。作業しながら答えた。
「そうですよー。忘れたんですかー? 見ての通り“あなたの手下”じゃないですかー」
「……」
「ブレイカーさんは悪い人なんですよー? 昨晩は大統領を暗殺しようとして全米手配され、今日は連邦準備銀行に手下を引き連れ押し入り、またもやシークレットサービスを皆殺し。その上、上院仮議長を射殺しちゃったんですからー」
ルナは、ストーリーを語る。サラリとその中で告げているが、どうやらこの武装集団は、エントランスにいたシークレットサービスたちを皆殺しにして、ここまで来たようである。
カナタは厄介そうに嘆息し、ルナへ言った。
「なるほど。ここで起きる全てを“オレが起こしたテロ”ということにするつもりだな」
「いぐざくとりー。その通りでございますー。ここにあなたがいる理由はそれでーす」
ルナはメガネの縁を輝かせ、カナタを嘲笑う。
「あなたが銀行に入ってきた時から、監視カメラの映像をリアルタイム加工してましたー。バッチリあなたがリーダー格に見えるよう証拠改竄しましたから、下準備もバッチリですよー」
どうやら、この銀行内の全ての監視カメラは、ルナの支配下にあったようである。
「私たちは何とかして、この特殊金庫室に入りたかったんですよねー。でもこの金庫室は核攻撃の直撃にも耐えますしー、大統領じゃなきゃ開けられませーん。なのにベイリル大統領さんは協力的じゃありませんから、協力的な“別の大統領”を準備する必要があったんですよー」
カナタの行動の全てが、敵陣営の思惑通りに、繋がっていってしまう。
忌ま忌ましく思いながら、その結論を口にした。
「オレに邪魔なベイリル大統領を撃たせて黙らせる。修正第25条で、そこの事情を知らない新大統領を就任させ、扉を開けさせる。全ては“
「ご理解いただけましたー? うふふー。まだ“仕上げ”が残ってますけどねー」
言いながらルナは、キーボードのエンターキーを力強く叩いた。
「はい、ハッキングしゅーりょー。ハードのセキュリティは強力でも、ソフトのセキュリティはチョロいですねー。全データのダウンロード完了まで、およそ4分ですー」
ルナの宣言の直後、イヤホンマイク越しに、砂狼の声が警告してきた。
『――撤収の準備を急げ、ルナ。エントランスで派手に銃撃戦をやった。すでに通行人が通報している。今はラッシュアワーの渋滞時間だから、市警の到着は多少遅い。計算では、包囲されるまでに残り10分くらいと言ったところだ。それ以降は、そこを出られなくなるからな』
「はいはーい」
データのダウンロードが完了したのをモニターで確認してから、ルナはコネクタを抜いてPCを畳んだ。そうして特殊金庫室を後にすると、手のジェスチャーで、武装した配下の男たちに撤収命令を出す。ヘタリ込んでいたブキャナンはその場に立たされ、カナタと2人、背中に銃口を突きつけられて、歩くように命令される。銀行総裁の先導で、元来た道を戻り始めた。
エレベータで地上に上がり、廊下を進む。そしてエントランスホールまで辿り着く。
来た時とは異なり、周囲の壁は銃痕と血しぶきにまみれている。数え切れない血溜まりの上に、シークレットサービスや、返り討ちにあった武装集団の男たちの死体が転がっていた。
武装集団は正面から乗り込んできたのだろう。硝煙の匂いが立ちこめており、この場で先ほどまで、凄まじい銃撃戦が行われていたことを察するに十分である。
「ひ……ひぃい!」
撃たれて損壊している護衛たちの死体の前で、ブキャナンは腰を抜かした。
エントランスホールの中央付近で腰を落とし、涙ながらにルナへ懇願する。
「ど、どうか助けてくれ! まさか、大統領を撃ったりなんてしないんだろう!?」
命乞いをされたルナは、頬に指を当て、意地悪く首をかしげて言う。
「どうでしょう。もちろん私たちは、大統領を撃つなんて恐ろしいことしませんよー。普通の人なら、そんなことしたら一生、米国から追われて、命を狙われることになることがわかってますからねー。かつてのビン=ラディンと同じ運命を辿るのは、誰だって嫌でーす」
「じゃ、じゃあ、解放してくれるんだよな!?」
「うーん。言い方が悪かったですかねー。私たちは大統領を殺したりなんてしませんよ。でも、そこに立っている全米手配犯の“ブレイカーさんは”、どうするかわかりませんよねー」
「?!」
銀行総裁が、武装した男の1人に、後ろ手に手錠を掛けられていた。そうしてその場に、おとなしく座り込む。人質のフリをするつもりなのだろう。その様子を見届けてから、ルナは配下の男から、ハンドガンを手渡された。そして――その銃をカナタに手渡した。
「どうぞ、あなたの武器ですー」
銃を手にしたカナタへ向かい、武装集団は一斉に銃口を構える。
武器を手渡してきたルナは、ニヤリと不敵に笑んだ。そしてカナタの耳元に囁く。
「外に出てからも、あなたのこと、ずーっと見てますからね」
そう言って、ルナは踵を返し、楽しげな足取りで銀行を背に去って行った。
その場に残されたのは、ハンドガンを手渡された主犯役のカナタ。
人質役の銀行総裁と、ブキャナン。そして、この銀行を襲撃した武装集団の面々……つまりは、
『さて、ようやくショーの始まりだ――――』
機が熟したことを知らせるように、
『声は聞こえているね、ブレイカー君。今から君には、私が出す指示の全てに、忠実に従ってもらう。その連邦準備銀行ビルは、砂狼たちの部隊によって完全に包囲されている。逃げ出すことは不可能だし、抵抗も無意味だ。妙な真似をすれば、命はないと思ってくれたまえ』
程なくして、外からパトカーのサイレンが聞こえてくる。
1つや2つではない。大勢の市警たちが、この場に押しかけてきたのだろう。銀行入り口の、防弾製のガラス戸の向こうには、路上に展開するパトカーが無数に見え始めていた。外はすっかり夜の闇に覆われており、輝くパトカーのランプと、手際よく設置されていく大型照明機材の白光が眩い。車両を降り立った警官たちは、降りしきる雨の中、レインコートを羽織っていた。そうして一斉に、建物に向かってハンドガンの銃口を構えている。
安全な場所からそれを眺めているのであろう、
『銀行に押し入り、来訪していた新大統領を人質に立てこもった武装集団。シークレットサービスと、激しい銃撃戦を繰り広げて皆殺しにし、挙げ句、運悪く居合わせた上院仮議長を射殺。かくしてその主犯は、昨晩の大統領暗殺未遂を実行した全米手配犯――緋上カナタだ』
エリスから知らされていたのだろう。
『君は経歴上、日本で起きた生物兵器テロ事件の元実行犯だったな。護送中の不幸な事故で、表向きは死亡したことになっている。そんな君が、実は生存していて、今回は米国に密入国を果たしている。罪をなすりつけるのに、これ以上にうってつけの人材がいるだろうか』
『君が米国に来た目的は“大統領暗殺”だ。それを画策し、実行。ベイリル大統領の暗殺に失敗すると、今度は連邦準備銀行を訪れていた、ブキャナン新大統領を襲った。米国の指導者を亡き者にしようとする、凶悪なテロリストだと人々は思うだろう。無論、事実は異なる。私を止めるために、
「お前がでっちあげたシナリオはよくわかった。オレに、何をさせようとしているんだ?」
『そうだな。まずは――――
「!」
『その位置なら、外の警察やメディアから、ブキャナンの姿が見えているだろう。警官たちは、君が武装集団を引き連れ、新大統領を人質に取っている主犯と見なしているはずだ。見えているなら、見せつけてやろうじゃないか。大衆が見守る中で、君が大統領を殺すんだ』
カナタは皮肉っぽく、肩をすくめた。
「断る」
『選択肢がある状況だと思っているのかね?」
「そういう脅しは、命が惜しいと思っている相手にするんだな。元々、オレは捨て駒としてこの場に送り込まれ、その扱いにも同意している。死ぬことも仕事の内だ。お前たちの指示に従う気はない。オレを殺すつもりなら、殺せば良い」
だがカナタは心底から、自分の命に価値がないと思っている。とっくに狂っているのだ。
命を脅かされることなど、カナタにとっては微塵もリスクではない。
それを取り引きの材料にすることには意味がないのだ。
『ふむ。なるほど、なるほど。まあ、君ならそう言うだろうと思っていたよ』
カナタが本気であることを、
『だからだよ。銃撃戦が始まるよりも前に――すでに、この場へ
妙なことを言い出した
武装集団の男の1人が、自分のスマホを取り出し、軽く操作してから、床を滑らせてカナタの足下に送りつけてくる。銃を持ったまま、カナタはそれを拾い上げた。
「……!?」
そこに映し出されていたのは、ある少女だ。
銀行を包囲する市警に混じり、FBIの文字が入った防弾ベストを着ている。パトカーのボンネットの上に銀行の地図を広げ、市警の上級職員たちと、作戦会議を行っている様子だった。映し出されているのは、その様子を上空から俯瞰している映像だった。
『命が惜しくないと言ったね。それは“君の命”に限ってのことだろう?』
FBIの防弾ベストを着た、黒髪の少女の姿が、アップで画面中央に映った。
それはカナタが良く知る、愛しい面影だ。
「…………妹に手を出すな!」
『彼女の存在は、エリスから聞かされていた。悪いが、君たちの関係を知っているのさ』
堪らず、カナタの表情が苦しげに歪む。冷静沈着な、普段とは明らかに異なる態度だ。
カナタの動揺を監視しているのだろう、
『君の本名は、緋上カナタ。今は黒木カナタという偽名で生活しているんだったな。日本の特殊刑務所に収監されていた死刑囚だったが、
画面を凝視するカナタの額に、余裕のない脂汗が滲んでくる。
『彼女を師事している捜査官のスケジュールを、我々に協力してくれているFBI関係者が調整してくれた。シアトルから遙々、ここ、ニューヨークまで彼女を連れてきてくれたよ。今はこうして、凶悪犯が立てこもる危険なビルの前で、市警と共に現場にいる。なかなか気骨のある少女じゃないか。近くのビル上に潜む“凄腕の狙撃手”に狙われ、殺されるかもしれないのにだ。この世でたった1人の、君の家族。そんな目には遭わせたくないだろう?』
凄腕の狙撃手とは、おそらくは砂狼のことだろう。
市警に混じって、この銀行を別の場所から包囲しているようなことを言っていた。
スマホの映像が俯瞰視点であることを考えても、撮影者は砂狼なのではないかと思われた。
そんなことはどうでもいい。カナタは、監視カメラの1つを睨み上げる。
その向こうで涼しい顔をしているであろう、
「リセに何かしてみろ、
漆黒の双眸の奥に、地獄を思わせる深淵の闇を湛えている。黒く燃えさかる怒りが、煌々と、その中で灯っているように見えた。それは、あまりにも人間離れした殺意である。監視カメラ越しにそれをぶつけられた
カナタから発せられる異常な迫力に気圧され、
『安心したまえ。君が従順である限り、そんな悲惨な事態にはならないよ。従順であればね』
冷静に努めながら、
『さて、もう一度だけ言おう。新大統領を殺してくれたまえ」
「……」
『まさかもう断ったりはしないだろうね。なぜなら妹の命が懸かっているんだ。君も含めてだが、新大統領は知りすぎている。用済みになった今、どちらも生かしておく理由はないな』
「……」
『君が彼を殺したら、砂狼の部隊と共に、私が警察に先んじてその場に飛び入り、君のことを殺す。外に押し寄せているマスメディアは、正義の
カナタは、ずっとスマホの映像を見下ろしていた。
険しい顔で、画面の中に何かを探しているようで、賢明に視線を巡らせている様子だった。
「囚人たちに、オレの手下のフリをさせて、銀行立てこもり犯の真似事か。宣伝活動のために、オレだけでなく、自分に付き従う信奉者たちまで皆殺しにする作戦とは、非道だな」
『考え方にも依るだろう? 彼等は私の計画を成就させるために、自身の命を捨てることを選んだ。私の宣伝のために、進んでその場で殺されることを望んだ者たちだ。本望だろう?』
「全てが自作自演の正義劇場か。……そんなお前がヒーローとは、聞いて呆れる」
『綺麗事は言わない。こんなものは、この国に限らず、世界中で幾度となく行われてきた古典的な宣伝工作だ。君が無様に撃ち殺される場面を撮るために、すでにビル内の監視カメラをフル稼働させているよ。その映像は、我々の今後の宣伝活動に利用させてもらうつもりだ』
満を持して、
『さあ、大統領を撃ちたまえ』
しばらくカナタは、頭上を見上げる。何か賢明に思考を巡らせている様子だった。
だが、この状況で打てる手など、もはや残されているはずがない。打開策などない。
やがてカナタは観念したのだろう。
黙ってハンドガンを構え、すぐ傍でヘタリ込んでいるブキャナンの額に、銃口を向けた。
「ひっ! ひぃいぃっ!」
血の気が失せたブキャナンは、自分を殺そうとするカナタに、視線でだけ「助けてくれ」と賢明に訴えていた。もはや恐怖のあまり、言葉を整理して、口にすることも叶わない様子だ。
逡巡している様子のカナタ。最後のダメ押しをするべく、
『さあ、やるんだ!』
無様に震えながら口をわななかせているブキャナン。それを見下ろしながら、カナタはハンドガンのトリガーに指をかける。ほんの僅かにでも力を入れれば、呆気なく銃弾は吐き出され、カナタは生きている限り、未来永劫に米国から命を狙われるお尋ね者になるだろう。
この後すぐ、
「………………」
『どうした。何を躊躇っているのかね』
「………………くくっ」
だがなぜか、そこでカナタの口の端から、笑いが漏れる。
クツクツと低く腹を震わせ、カナタは皮肉げに笑い出している。
『何がおかしい』
意味不明なその態度に、
「……たしかに、妹を人質に取られた時点で、オレはもう、お前に抗うことはできない。エリスの入れ知恵は間違ってなかったさ。それが“通常”だったならな」
『通常なら?』
「まだ気付いていないのか?」
カナタは銃を構えたまま、監視カメラの1つを見上げ、
「お前たちが“見落としたこと”を、3つ教えてやろう」
カナタは語り出した。
「1つは、監視カメラだ。オレがこの銀行に足を踏み入れた時、正面入り口を撮影している監視カメラの1台に、電源が入っていない様子だった。電源ランプが切れていたからな。今は問題なく通電されていて、あの通り動作している。故障していたわけではないはずだ」
『それが……何だと言うんだね』
「お前たちのハッカーが言っていたことだ。オレが来た瞬間から、全ての監視カメラはオレを撮影し、後から犯行の証拠にできるように加工していると。だからこそおかしいんだ。オレが侵入してきたところを映す、重要な役割を担ったカメラの1台が動いていないのは」
カナタの言わんとすることが、
単に1台、調子の悪いカメラがあったというだけの話しではないのか。
困惑している
『それはおかしいですねー……電源が切れていたカメラなんてなかったはずですー。映像情報に欠けはないので、故障とかで止まってたカメラなんてないですよー?』
「……!?」
構わず、カナタは捲し立てた。
「2つ目は、リセだ。お前たちが撮影しているリセの様子は、明らかにおかしい」
『我々が用意した偽映像だとでも言いたいのかね。残念ながら本物だよ』
「そうじゃない。おかしいのは、リセの傍に“いつも必ずいるべき人物”がいないことだ」
カナタは――ブキャナンに向ける銃口を下ろした。
明らかな命令違反をするカナタ。
『……どういうつもりだね。君の言わんとすることは意味不明だし、だからどうしたという話ばかりだ。まさか天才の頭脳とやらは、またもやこの危機的状況を脱する方法を思いついたとでも言うんじゃなかろうね。この状況は完全に詰み。君の力ではどうすることもできない』
「たしかエリスは、オレのことをこう評しているんだったな」
「しばしば荒唐無稽な行動に出て、物事を解決しようとする傾向がある。他者を頼らず、自身で道を切り開こうとする。その通りに行動していたなら、オレはいつまでも奴の思惑通りに操られる続けるだろう。だからオレは、敢えて“何もしない”という選択をした」
『何もしない? 何もできなかったの言い間違いだろう」
「言い換えれば“仲間を信じた”ということだ。お前たちは盲目的に、オレばかりを警戒していた。だからだ。他の連中の動きを軽視した」
カナタは不敵に笑み、
「3つ目。お前たちは――――
嘲笑う悪魔。言葉を発しようとした
『よくもこの私をハッキングしてくれたわね、クソ女! 今度はこっちの番よ!』
その言葉が合図だった。
予告なく、爆発が起きる。
監視カメラに映ったカナタの背景は、瞬く間に粉塵に覆われ、その姿はかき消えた。
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